北海道博物館:第3回蔵出し展「久保寺逸彦文庫―アイヌ文学研究者による調査と資料をとおして、時代をさぐる―」(2022年10月29日(土)〜2023年1月15日(日))

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.hm.pref.hokkaido.lg.jp/post/exhibition/special/detail21045/
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※詳細は上記サイトをご確認ください。


アイヌ文学研究をはじめ、アイヌ文化研究に大きな足跡を遺した久保寺逸彦(くぼでらいつひこ)(1902―1971)は、基礎的な資料の集積と整理に努力を傾注した研究者でもありました。
その没後から50年あまりが経ちました。昨年(2021年)までに著作集全4巻が完結した機会をとらえ、久保寺逸彦旧蔵資料のほとんどを収蔵する当館において、これらの資料約7,000点の全貌を紹介する展示会を開催いたします。
その際、あわせて考えておきたいことは、久保寺による調査もまたアイヌ文化をとりまく時代の中にあったことです。そして、調査の"協力者"と位置付けられがちな、資料を語り遺した人びとと当時の社会から、久保寺らの調査とその資料を見直すことも大事な課題です。
今回は、これらの視点を通して、遺された資料を伝え、その意義を考える機会としたいと思います。


会期 2022年(令和4年)10月29日(土)~2023年(令和5年)1月15日(日)
時間 9:30~16:30(※入場は16:00まで)
観覧料 無料(※総合展示をご覧になる場合は別途料金がかかります)
休館日 毎週月曜日(ただし、1月9日は開館)
12/15(木)、16(金)、12/29(木)~1/3(火)、1月10日(火)
会場 北海道博物館2階 特別展示室
主催 北海道博物館
協力 國學院大學、國學院大學北海道短期大学部

連続講座 久保寺逸彦文庫を見る・読む・聞く(全3回)

◆日時:
2022年11月6日(日)
13:30〜15:30 第1回「久保寺逸彦 人と学問/久保寺逸彦回想談を聞く」
◆日時:
2022年11月27日(日)
13:30〜15:30 第2回「1935年北海道・サハリン調査とその時代」
◆日時:
2022年12月 4日(日)
13:30〜15:30 第3回「久保寺逸彦『アイヌ語辞典』と『神謡・聖伝の研究』」