第225回青葉ことばの会(2022年12月10日(土)午後3時~6時、Zoom)※要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
http://aobakotoba.jugem.jp/?eid=32
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※詳細は上記サイトをご確認ください。


日 時:12月10日(土) 午後3時~6時            
会 場:Zoomを利用したオンライン形式           
    (お使いのPC、スマートフォン等でアクセスしてください)
                              
題 目:「気づかない意味変化」の一例"すでにして"について  
    ――「すでにして研究発表が始まった」とは?――   

発表者:新野直哉氏(国立国語研究所)            

概 要:漢文訓読に由来する"すでにして"は、現行の国語辞書には
1種を除き<そうこうしている間に>という意味しか出ていない。
しかし、今日の実例は、そのような意味ではない「20代の青春期の歌が
中心だが、すでにして高い完成度を見せる」(朝日2003.8.20夕)の
ような"すでに"と置き換え可能なものが大半である。「間違い言葉」を
集めた「日本語本」等でも全く取り上げておらず、「気づかない意味
変化」の事例といえるこの語について調査・考察する。