早川泰弘東京文化財研究所副所長・髙妻洋成奈良文化財研究所副所長退任記念シンポジウム「分析化学の発展がもたらした文化財の新しい世界-色といろいろ-」(令和5年3月4日(土)、東京文化財研究所 地下セミナー室+YouTube)※要申し込み
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●公式サイトはこちら
https://www.tobunken.go.jp/info/sympo20230304/index.html
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
開催日 令和5年3月4日(土)
会場 東京文化財研究所 地下セミナー室
(YouTubeによる同時配信を予定)
主催 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所保存科学研究センター
独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所埋蔵文化財センター
共催 日鉄テクノロジー株式会社
近年、分析化学の発展によって文化財の新しい価値が発見されるようになってきました。文化財の科学的な調査研究・保存に長年携わってきた早川泰弘東京文化財研究所副所長・高妻洋成奈良文化財研究所副所長の退任を記念して、分析化学の発展がもたらした文化財の新しい世界を文化財の最も基本的かつ重要な価値の一つである「色」という切り口から改めて見返してみようという趣旨のシンポジウムを企画しました。早川・髙妻両副所長はじめ、文化財研究を最前線で支える研究者による講演を予定しております。本シンポジウムを通してより多くの方々に文化財へ関心をお寄せ頂ければ幸いです。
【プログラム】
9:00~ 受付開始
9:30~ 9:40 開会挨拶
9:40~ 9:55 趣旨説明、両副所長略歴紹介、演者紹介
9:55~10:00 日鉄テクノロジー紹介
挨拶:澤井 隆(日鉄テクノロジー研究試験事業所長)
10:00~10:40 基調講演①「日本絵画における白色顔料の変遷」
早川泰弘(東京文化財研究所副所長)
10:40~10:45 休憩
10:45~12:05 研究発表
10:45~11:05 「文化財分野における分析技術の歴史と発展」
渡邊緩子(日鉄テクノロジー)
11:05~11:25 「分光分析と文化財の調査」
犬塚将英(東京文化財研究所)
11:25~11:45 「古代ガラスの色と技術」
田村朋美(奈良文化財研究所)
11:45~12:05 「機器分析により明らかにされた正倉院宝物に用いられた染料素材」
中村力也(宮内庁正倉院事務所)
12:10~14:00 各種分析機器の展示とデモ(休憩兼)
14:00~14:20 研究発表
14:00~14:20 「古代のいろいろいろ」
馬場 基(奈良文化財研究所)
14:20~14:40 「古墳壁画の色調再現~使用光源・感光材料の変遷と検証」
中村一郎(奈良文化財研究所)
14:40~15:00 「たたら製鉄で造られた和釘の鉄組織からわかること」
末廣正芳(日鉄テクノロジー)
15:00~15:40 基調講演②「領域を越えて」
髙妻洋成(奈良文化財研究所副所長)
16:00~16:50 パネルディスカッション
16:50~17:00 閉会挨拶
金田明大(奈良文化財研究所埋蔵文化財センター長)
* 本公演は一般公開、事前申し込み制(抽選)、入場料無料です。