国立映画アーカイブ:東宝の90年 モダンと革新の映画史(2)(2022年10月4日(火)〜12月25日(日))

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.nfaj.go.jp/exhibition/toho202209/
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※詳細は上記サイトをご確認ください。


会 期 2022年10月4日(火)-12月25日(日)
    本特集の休映日:
    月曜日および10月15日(土)-16日(日)、25日(火)-30日(日)、12月10日(土)

会 場 小ホール(地下1階)
定 員 151名(各回入替制・全席指定席)
主 催 国立映画アーカイブ
協 力 東宝株式会社


 1932(昭和7)年、阪神急行電鉄社長の小林一三が株式会社東京宝塚劇場を創立してから、本年で90周年を迎えます。本邦初の本格的トーキー企業として発足した写真化学研究所(P.C.L.)と、その自主製作部門にあたるP.C.L.映画製作所、同じくトーキー事業の将来性に着目し、京都で発足したJ.O.スタヂオなど4社が東宝株式会社のもとに吸収合併され、今日にいたる東宝の製作・配給・興行の一貫体制の基盤が確立しました。ハリウッドに範を仰いで導入されたプロデューサー・システムによる経営の合理化や、特撮などの技術革新によって日本映画界に新風を巻き起こし、都会的でモダンな感覚で描かれるミュージカル・コメディから、経験豊かな巨匠の手がける文芸作品にいたるまで、良質な娯楽映画を数多く送り出してきました。
 今夏に開催されたPart1に続く本企画では、Part2として、1933年の『音楽喜劇 ほろよひ人生』から2014年の『蜩ノ記』まで、各年代のハイライトといえる名作・ヒット作のみならず、戦中から戦後にかけて東宝の手がけた教育・文化映画や、『三等重役』(1952)をはじめとするサラリーマン喜劇など、プログラム・ピクチャーの隠れた秀作群にも光を当てます。さらには提携作品も含め、さまざまなジャンル・監督の東宝作品計55本(48プログラム)を上映します。また、展示室で開催中の企画展「脚本家 黒澤明」と連動して、黒澤明が脚本を執筆した作品計10本(10プログラム)の上映も行います。皆様のご来場を心よりお待ちしております。