日本児童文学学会 9月例会(2022年9月10日(土)午後2時から4時、Zoomを用いたオンライン開催)

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

研究会情報です。

●公式サイトはこちら
http://www.jscl.internet.ne.jp/

--------------------

日時  2022年9月10日(土)午後2時から4時
場所  Zoomを用いたオンライン開催
参加費 無料
下記の参加申し込みフォームで、事前申し込みをお願いします。折り返しZoomのご案内をお送りします。
(申し込みフォーム)
https://forms.gle/RRBQQEAxy1i8EV8X9

内容 
・発表1= <世界名作劇場>『小公女セーラ』を読み直す:ミンチン校長はシンデレラの継母か?
清水 友理(日本女子大学学術研究員)

・発表2= 日本における童話と他界観 ―「童話らしさ」の在り処
               沼本 知自(白百合女子大学博士後期課程)
司会 = 米村 みゆき(専修大学教授)
 
9月例会は、上記2名の発表となります。
発表1は、「<世界名作劇場>の枠で制作されたテレビアニメーション、『小公女セーラ』(1985)は、物語の主軸を、主人公セーラから彼女の敵役のミンチン校長に変更して映像化した翻案である。先行研究において、原作の『小公女』(A Little Princess 1905)はシンデレラストーリーの変形譚と捉えられてきた。これを踏まえると、『小公女セーラ』はシンデレラストーリーを、継母役を軸に映像化した作品といえる。このように捉え直した時、『小公女セーラ』はどのような翻案として再評価できるのか。本発表では、『小公女セーラ』を原作や2009年のテレビドラマ版『小公女セイラ』とも比較しながら分析し、これを検討する。」、
発表2は、「本発表は、日本における童話 (らしい作品)の重要な要素として、他界観があげられることを、小川未明「赤いろうそくと人魚」や安房直子「夢の果て」さらに、ジュール・シュペルヴィエル「海に住む少女」や宮崎駿原作・脚本・監督「千と千尋の神隠し」など様々な題材をもとにみていく。これによって、民俗学の概念を用いた児童文学研究の可能性を論じるとともに、民俗的心性に根ざしたものとしての「童話らしさ」についても論じるつもりである。」という内容による発表です。

例会に関するお問い合わせは、下記までお願い致します。
東京例会担当、石井光恵・藤本恵
E-mail : jscl.tokyo@gmail.com
または、日本児童文学学会 事務局
〒400-8555 山梨県甲府市横根町888番地
山梨英和大学 井上征剛
E-mail:office@jscl.internet.ne.jp