東京大学ヒューマニティーズセンター:オープンセミナー「作家の身体と新聞報道──三島由紀夫の例から考える」(2022年2月25日(金)17:30〜19:30、Zoom)※要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://hmc.u-tokyo.ac.jp/ja/open-seminar/2022/55-body-of-writers/
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※詳細は上記サイトをご確認ください。


日時:2022年2月25日(金)17:30 - 19:30
場所:Zoomオンライン開催
報告者:永井 久美子(東京大学大学院総合文化研究科 准教授)
主催:東京大学ヒューマニティーズセンター


三島由紀夫(1925〜1970)の写真は、没後も現代に至るまで新聞各紙に多数掲載されている。30代以降、ボディービルやボクシング、剣道に取り組み、細江英公や篠山紀信、矢頭保に鍛え上げた自身をモデルとした写真を撮影させている三島だが、生前新聞には顔のみの写真が掲載されることも多く、彼がいかなる身体の持ち主であったかは、新聞から窺い知ることは比較的難しい状況にあった。三島の場合は、作家としてのみならず、俳優として、政治活動家としても記事に取り上げられる点に特徴がある。新聞における人物紹介のあり方と、文学、演劇、政治の文脈ごとの報道の傾向の差異について、三島を例に考察する。