京都府立山城郷土資料館:特集展示「細川幽斎の新資料」(令和3年2月2日(火)〜5月23日(日))

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

展覧会情報です。

●情報サイトはこちら
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000544.000005484&g=prt
--------------------

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公明智光秀の盟友として知られる細川藤孝(幽斎)に関する新資料について新たな知見を交えて紹介します。石清水八幡宮の神人であった旧家に伝わった橋本家文書の連歌資料は、令和元年秋の当館特別展「光秀と幽斎~花開く武将文化~」で初めて公開しましたが、連歌師の里村紹巴とともに、武将の細川幽斎による評点(作品に対する採点とコメント)が加えられていることで注目されました。このたび、熊本県立大学の鈴木元教授(国文学)の研究によって、この資料の評点部分が紛れもなく細川幽斎の直筆であることが明らかになりました。
今回、こうした知見とあわせて、改めて橋本家文書の連歌関係資料を中心に紹介するとともに、相楽郡山田村(現・精華町)が細川幽斎の知行地であった当時の土地台帳を含む黒嵜家文書を展示します。


展示名称
特集展示「細川幽斎の新資料」

会  期
5月23日(日)まで

会場・主催
京都府立山城郷土資料館


主な展示内容(予定) 
※期間中、適宜資料の展示替えを行います。

橋本家文書(個人蔵)のうち
 天正4年4月日 紹巴評点高好独吟何路連歌百韻及び紹巴書状 1巻
 元亀4年6月6日 紹巴評点高好付句及び紹巴書状 並びに
  天正14年6月22日 幽斎・紹巴両評点等安独吟百韻連歌 1巻
 慶長5年5月25日 徳川家康朱印状            1通 ほか
黒嵜家文書(個人蔵)のうち
 天正17年9月 山田村検地帳               1冊
 慶長14年12月 山城山田村東郷永川成帳         1冊 ほか
京都府登録文化財 紙本著色狛秀綱像(木津川市西福寺蔵)   1幅
京都府指定文化財 狛文書(個人蔵)のうち
 天正5年7月10日 織田信長朱印状            1通
                               ほか