第105回異類の会「はとや説話考―鷹と鳩との異類婚姻譚―」(2021年1月31日(日)15時〜、Zoom)※要申し込み

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研究会情報です。

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https://bit.ly/2MqHsed
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はとや説話考―鷹と鳩との異類婚姻譚―
第105回 異類の会

日時:1月31日(日)15時開始
場所:Zoom


発表者:大坪舞氏
タイトル:はとや説話考
     ―鷹と鳩との異類婚姻譚―

要旨:
「はとや」(鳩屋・鳩也)という鷹が親のかたきである鷲を討つ説話は、 鎌倉時代には
石清水八幡宮の宝物「鳩屋鈴」の由来譚を始原として確認されるが、時代がくだるにつれ、天皇の名鷹の一つとして鷹書説話に取り込まれる。当初は単に鷹の名であった「はとや」の説話は、鳩とともに鷲にかたきを討つ、果ては鷹と鳩との異類婚姻譚へと展開する。本発表では、「はとや」説話の展開を確認し、鷹と鳩との異類婚姻譚が生成された背景を探る。

〈参考文献〉
益田勝実 「鳩屋の鈴―ひとつの伝説の滅びかた」『論纂 説話と説話文学』笠間書院、1976年
黒木祥子「平賀の鷹」『伝承文学研究』35、1988年