東アジア藝文書院(EAA):EAAオンラインワークショップ「石牟礼道子と世界を漂浪(され)く」(2020年11月21日(土)14:00-18:00、Zoomウェビナー)※要申し込み

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.eaa.c.u-tokyo.ac.jp/ja/2020/10/26/3939/

--------------------
※申し込みは上記サイトをご確認ください。

東アジア藝文書院(EAA)では、世界文学ユニットのメンバーを中心に、今年の6月より石牟礼道子を読む会を立ち上げ、小規模な集まりながら、石牟礼のテクストを読んで意見交換をつづけています。
このたび、その成果報告として、第1回ワークショップ「石牟礼道子の世界をひらく」につづき、第2回ワークショップを企画いたしました。『苦海浄土』第2部、第3部を読み進めるなかで顕在化してきたのは、水俣病事件と連動するかたちで、石牟礼たちが新しい共同体を模索し、大阪や、ときには東京も訪れ、揺れ動く様子でした。そうした「もう一つのこの世」を求め創ろうとする動きが石牟礼独特の「流浪」のイメージで語られていることから、不知火海での魂の漂泊にもつながるキーワードとして「漂浪(され)く」が浮上しました。今回のタイトルには、石牟礼と、石牟礼のテクストともに、世界のありかたをたえず問い直しながら、読者もまたどのようにさすらってゆけるのか、という問いを込めています。ご関心のある方はどうぞ奮ってお運びください。


【日時】
2020年11月21日(土)14:00-18:00(日本時間)

【参加方法】
Zoomウェビナーを使用したオンラインイベントになります。

【プログラム】

第1部

14:00-14:10 開会の挨拶 髙山花子(EAA特任研究員)・宇野瑞木(EAA特任研究員)

14:10-14:50 基調講演 宮本久雄(東京大学名誉教授)
  「アニマへの旅----本願の会とハン(晴恨)」

14:50-15:10 討論

第2部

15:30-15:50 発表1:宮田晃碩(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)
  「亀裂としての言葉――『苦海浄土』と『椿の海の記』をめぐる言葉の主体性と共同性への問い」

15:50-16:10 発表2:建部良平(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)
  「「苦海浄土」と共に:狂いと救い、そして笑い」

16:10-16:30 発表3:佐藤麻貴(東京大学連携研究機構HMC)
  「もの語るということ――主観と客観のはざま」

16:45-17:55 コメント・質疑応答・討論

18:00 閉会の挨拶 石井剛(EAA副院長)

コメンテーター 張政遠(東京大学大学院総合文化研究科)
司会 鈴木将久(東京大学大学院人文社会系研究科)


【使用言語】日本語
【主催】東アジア藝文書院(EAA)