2020年度和歌文学会 11月例会「上代文学会・和歌文学会 合同シンポジウム」(2020年11月14日(土)午後1時30分~4時45分、Zoom)※要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
http://wakabun.blog10.fc2.com/blog-entry-328.html

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※申し込みは上記サイトをご確認ください。


一、日 時 2020年11月14日(土) 午後1時30分~4時45分
一、会 場 オンライン Zoom開催(今回の参加は会員の方に限らせて頂きます)
一、テーマ 万葉と平安和歌―推移をどう見るか―

 現在、上代和歌の研究と中古以降の和歌の研究は深く分断されている。こうした現状がよいと考えている和歌研究者は少ないであろう。しかし、それぞれの領域で膨大な研究が積み上げられているために、部外者には研究状況がつかめない上、そもそも情報が相互に流通しにくい構造になってしまっている。その「壁」をなくすることは不可能と思われるが、少なくとも壁をいくらか低くする努力は必要であろう。
 上代と中古以降とでは、同じ和歌というジャンルとしての連続性があるのはもちろんだが、一方で大きな差異があることも言うまでもない。何が連続し、何が変わっていくのか、お互いの領域に踏み込んで発言していかなくては見えてこないはずである。このシンポジウムでは、双方の研究者が時代を超えて問題提起を行うことで、「壁」の中にいるだけでは気づきにくいことを見いだしていくことを目標としたい。


一、パネリスト及び講演題目

『古今和歌六帖』が目指したもの―万葉歌を通して―
     同志社大学教授 福 田 智 子

夢歌の展開―万葉から王朝和歌へ―
     和歌山大学教授 菊 川 恵 三

命令表現の推移―万葉から古今へ―
     お茶の水女子大学教授 浅 田 徹

「鹿鳴」詩と鹿鳴歌のはざま
     立正大学名誉教授 近 藤 信 義

     (司会 早稲田大学教授 高松 寿夫)
     (司会 千葉大学教授  鈴木 宏子)