京都大学文学研究科:東アジア「間文化」研究会(2020年9月23日(水)13:00~15:00、Zoom)※要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/news/20200923/

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※申し込みは上記サイトをご確認ください。


これまで京都大学文学研究科では、東アジア研究をテーマに、復旦大学・香港城市大学と緊密な協力関係を築き、三学共同で様々な文物調査を行ってきました。その成果は、京都大学内の各機関が所蔵する「苗蛮図」を中心にした調査をもとに、『京都大学蔵苗図五種』(上海:商務印書館、10月刊行予定)として結実しています。
この度、上記の文物調査をより一層充実させるべく、新たに「東アジア「間文化」研究」と題して研究会を開催することになりました。第一回は、上述の京都大学所蔵「苗蛮図」について綿密に調査し、『京都大学蔵苗図五種』に寄稿した3名に、その調査結果を報告してもらいます。概要は下記の通りです。


日時:9月23日(水) 13:00~15:00
※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、Zoomを用いてオンラインで開催します。


内容
13:00~13:10 趣旨説明:田中 和子(地理学専修)
13:10~14:10 京都大学所蔵「苗蛮図」について
         早川 太基(学振特別研究員(PD)、中国語学中国文学専修)
         陳 佑真(京都大学文学部非常勤講師、中国哲学史専修)
         王 歓(学振特別研究員(DC1)、中国哲学史専修)
14:15~14:40 質疑応答
14:40~15:00 今後の展望について
(参加無料、途中参加・退出可)


本研究会は、「実際に文物を観察する経験」と「さまざまな文物を比較、検証する経験」の蓄積に主眼を置いています。今後は、京都大学の各機関が所蔵する様々な資料を閲覧し、それらについて多角的に比較、検証していく予定です。対象となる資料の候補として、和製中国古地図群などがありますが、参加者の皆さんと話し合って決めていきます。
本研究会では、幅広い分野の皆さんの知見を総合し、文物の実見を通して多様な文化のあり方について考えていきたいと思っています。京都大学が所蔵する貴重史料を閲覧できるまたとない機会ですので、まずはぜひ、第一回目の研究会をのぞいてみてください。皆さんの参加をお待ちしております。
なお本研究会は、京都大学大学院文学研究科附属文化遺産学・人文知連携センター2020年度「人文知連携共同研究会」研究助成をうけて開催されるものです。

研究会幹事:池田恭哉(中国哲学史専修)、成田健太郎(中国語学中国文学専修)