日本演劇学会分科会 演劇と教育研究会:2020年度総会・7月研究会(2020年7月12日(日)14時~17時頃)※要申し込み
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●公式サイトはこちら
http://ekk.moo.jp/
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※申し込みは上記サイトをご確認ください。
2020年度総会・7月研究会のお知らせ
▼日 時:2020年7月12日(日) 14時~17時頃
▼オンライン実施。
ご参加いただける方は、お申し込みをお願いします。後日、参加方法をご連絡します。
▼総 会:14時〜14時30分頃
議案1.2019年度活動報告(2019年7月~2020年7月)
議案2.2019年度会計報告(2019年7月~2020年7月)
議案3.2020年度活動方針(2020年7月~2021年7月)
議案4.20120年~2021年度運営委員選出(2020年7月~2022年7月)
▼研究会:14時30分頃〜17時頃
▼研究会要旨:
テーマ:演劇と教育と社会的距離
現状、報道等で用いられている「ソーシャルディスタンス」は、すでにいくつかの指摘があるように、実際には身体と身体の間に物理的な距離を取ること(によって疫病の感染拡大を防ぐことに社会を構成する一員として寄与すること)であって、それぞれの対人的な社会的距離とはあまり関係がない。しかし、「身体の共在」はパフォーマンス研究ではほとんど決定的な概念であり、身体間の物理的な近接や、そこに関わる個人や集団の相互の社会的立場と距離は、演劇でも教育でも、これまで明示的にも暗示的にも盛り込まれて議論されてきた。劇場は元来、集会の要素を持ち、学校は何よりも、家庭や地域から離れて学習者が集まる場所だった。「社会的距離」が要請されている、つまり、「身体の共在」が社会的に容認されていないように捉えられる現状において、演劇と教育はどのような可能性を追求すべきなのか。
今回は、これまでの議論に内包されていた「社会的距離」に関わる要素を整理しながら、テクノロジーと身体の関係も視野に入れつつ、演劇と教育に関わる者の「社会的距離」について意見交換する機会としたい。
(話題提供・整理 花家彩子)