国立歴史民俗博物館:特集展示「庫外正倉院文書(こがいしょうそういんもんじょ)と盤龍鏡(ばんりゅうきょう)-井上辰雄氏蒐集資料展」(2020年4月21日(火)~ 5月17日(日)、第1展示室)

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/special/index.html#room1

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●日本古代史の研究者であった井上辰雄氏の御遺族より、2019年に寄贈を受けた資料を公開します。
庫外正倉院文書(こがいしょうそういんもんじょ)は35年ぶり、盤龍鏡(ばんりゅうきょう)は初公開!

●庫外正倉院文書(もともと奈良の正倉院に伝来した正倉院文書の断簡)「葦浦継手手実(あしうらのつぎてしゅじつ)」(「手実」は勤務報告書のこと)はこれまでに1度、1か月間公開されたことがあるだけ。今回、35年ぶり2度目の公開となります。隣に貼り継がれていたはずの「答他虫麻呂手実(とうたのむしまろしゅじつ)」(当館蔵)とも35年ぶりの再会です。

●盤龍鏡は、向かい合う龍と虎を主な装飾紋様とする中国の鏡です。「宋氏」と作者の銘を入れた鏡で、後漢時代の中頃にあたる、紀元100年前後ごろに作られました。ものを写す鏡面の側は、絹織物らしき繊維に覆われており、日本の古墳に副葬された可能性が考えられます。日中の双方の視点で注目できる資料です


開催期間 2020年4月21日(火)~ 5月17日(日)
開館時間 9時30分~17時00分(入館は16時30分まで)
会場 国立歴史民俗博物館 総合展示 第1展示室 特集展示室

料金
一般600円/大学生250円
高校生以下無料