時代考証学会・第13回サロン 向井大祐氏「浮世絵指導・絵画指導/再現制作における時代考証」(2019年9月21日(土)14:00開始、明治大学駿河台キャンパス グローバルフロント3階 4031教室、申込期間 9月16日(月)まで 定員 30名(先着順))

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

研究会情報です。

●公式サイトはこちら
http://jidaikousyou.seesaa.net/article/468986473.html

--------------------

※申込方法は上記サイトをご確認ください。

【時代考証学会では、時代劇メディアは、さまざまな学問や専門領域が関わってできる歴史作品であることを確認してきました。当会でのこれまでの取り組みのなかで、所作、美術、建築など様々な専門領域が考証、指導、監修を通して、ある社会の復元を行っていることが明らかにされてきました。それらの専門領域は、それぞれ個別的に特有の関わり方をしながら考証、指導、監修が行われています。例えば所作指導は、指導者の経験を基に指導を行うなど、指導者本人の技術・技能が必要とされる考証・指導もあります。このように多様化している時代劇メディアへのそれぞれの個別的な関わりを、当会では具体的に明らかにし体系化できるように努めています。
 近年の時代劇メディアでは、江戸の料理や医者など専門的なテーマを主題とするものもあります。浮世絵師を取り挙げた時代劇ドラマもその一つです。浮世絵に関する時代劇メディアでの再現においては、指導者本人がその日本画の描き方を会得し、実際に作成しているという経験が必要になってきます。今回は浮世絵という江戸時代に花開いた芸術文化を取り挙げ、指導者の会得した技術、経験に基づく指導・考証が時代劇メディアとどのように関わっているか、その際の問題点などを考えてみたいと思います。
 ご報告いただく向井大祐さんは、東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修復日本画の教育研究助手を勤め、浮世絵の復元などの分野でご活躍されています。NHK特集ドラマ「眩~北斎の娘~」では浮世絵指導、NHK大河ドラマ「西郷どん」、NHKドラマ「永遠のニシパ」、舞台「北齋漫畫」では絵画指導を担当し、撮影に使用した浮世絵作品の制作もしています。また、絵画などをテーマとしたドキュメンタリー番組にも出演しています。浮世絵の描き方、絵具や筆などの小道具の具体的なお話から、ご自身の専門分野との関連などをお話しいただき、議論を深めていきたいと思います。】

日 時:2019年9月21日(土)14:00開始
会 場:明治大学駿河台キャンパス グローバルフロント3階 4031教室
 (http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html)
アクセス:
 ■JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅 下車徒歩約3分
 ■東京メトロ千代田線/新御茶ノ水駅 下車徒歩約5分
 ■都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線/神保町駅 下車徒歩約5分
資料代 200円

≪申し込み方法≫
申込期間 9月16日(月)まで
定員 30名(先着順)
どなたでもご参加いただけます。