平野多恵『おみくじの歌』[コレクション日本歌人選76](笠間書院)
Tweet平野多恵氏よりいただきました。
定価 1,300円+税
ISBN 978-4-305-70916-5 C0092
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http://shop.kasamashoin.jp/bd/isbn/9784305709165/
古今東西のおみくじ和歌の豊かな世界とルーツが鮮明に。
三十一文字と神仏のお告げ、そのルーツが鮮明にー。各社寺の特徴やおみくじの歴史的な意義があらわれた五十首を収録。明治時代から現代までのおみくじに載せられている和歌を中心に、その歌のルーツとなる神のお告げの歌や和歌占いにもちいられた歌も取り上げた。おみくじの和歌の特徴をとらえるため、歌の意味や背景に加え、各おみくじや社寺の特徴、お告げとしての歌の解釈についても紹介する。おみくじの和歌を分類すると、自然を詠む歌(叙景歌)―感情を詠む歌(叙情歌)―教訓・訓戒を詠む歌(教訓歌)―神話に基づく歌(神話歌)―漢詩を翻訳した歌、の五つにわけられる。
【目次】
・カラー口絵
・50首
・おみくじの歌概観
・おみくじの歌関連年譜
・解説「おみくじの和歌」
・読書案内
■著者プロフィール
平野多恵(ヒラノタエ)
1973年 富山県生まれ。お茶ノ水女子大学文教育学部卒業。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。十文字学園女子大学短期大学部准教授を経て、現在、成蹊大学文学部教授。日本中世文学、おみくじや和歌占いの文化史、アクティブラーニングによる古典文学教育を中心に研究。
主な著書『明恵 和歌と仏教の相克』(笠間書院、2011)、『歌占カード 猫づくし』(夜間飛行、2016)、『神さまの声をきく おみくじのヒミツ』(河出書房新社、2017)