日仏会館フランス事務所 イヴァン・ジャブロンカ(パリ第13大学)「社会科学における創作」【ディスカッサント】小野正嗣(作家)(2019年06月24日(月) 18:30〜20:30、 1階ホール)
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https://www.mfj.gr.jp/agenda/2019/06/24/ivan_jablonka/index_ja.php
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日時: 2019年06月24日(月) 18:30〜20:30
場所: 1階ホール
講演者:イヴァン・ジャブロンカ(パリ第13大学)
【歴史学者、社会学者、人類学者、政治学者は社会における過去と現在やそれらの機能、変化を理解するためのツールを作り上げた。数少ない当事者の間で、彼らは同志達に真実の言説を提供できると考えていたが、彼らの専門分野がもたらす創造や発明の可能性を認められなかった。しかし、研究者の仕事は「対象」や期間、空間、制度やグループを研究して「内容」を埋めるだけにとどまらない。研究はまたその形式の研究としても考えられる。したがって社会科学は、文学や舞台芸術、グラフィックや視聴覚アートにも開かれた生きた分野であり発展し続けるものと思われる。】
プロフィール
イヴァン・ジャブロンカは、フランスの歴史学者、作家。アラン・コルバンに師事し、現代史を専門とする。現在はパリ第13大学で教授を務める一方、オンラインマガジン「La Vie des Idées」の編集長、出版社「スイユ」の「La République des idées」コレクションの共同ディレクターをピエール・ロザンヴァロンと共に務める。主な著作に 『私にはいなかった祖父母の歴史』(2012年。邦訳は田所光男訳、名古屋大学出版会、2017年。アカデミー・フランセーズ・ギゾー賞、歴史書元老院賞、オーギュスタン・ティエリ賞受賞)、『レティシア』(2016年。未邦訳。メディシス賞、ル・モンド文学賞受賞)、『歴史は現代文学である』(2014年。邦訳は真野倫平訳、名古屋大学出版会、2018年)がある。
小野正嗣は、作家である一方、フランス語圏文学を専門とする文学者であり、教授として早稲田大学で教鞭を執る。2002年、『にぎやかな湾に背負われた船』で第15回三島由紀夫賞を受賞。2015年『九年前の祈り』で芥川龍之介賞を受賞。小説『獅子渡り鼻』(2013年)は2018年に英訳(Lion Cross Point)が刊行された。
【講師】イヴァン・ジャブロンカ(パリ第 13 大学)
【ディスカッサント】小野正嗣(作家)
【司会】坂井セシル(日仏会館・フランス国立日本研究所)
【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所
【協力】南山大学
【後援】在日フランス大使館 / アンスティチュ・フランセ日本
* 日仏会館フランス事務所主催の催しは特に記載のない限り、一般公開・入場無料ですが、参加にはホームページのイベントカレンダーからの申込みが必須となります。警備強化のため、当日の受付に際しては身分証明書の提示をお願いしております。