京都大学 文学研究科日本哲学史専修とメディア文化学専修が、「京都学派」の史料を収集・公開するウェブアーカイブを公開【旧アーカイブを引き継ぎ、拡張したもの】(2019年2月28日)

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詳細は以下より。
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/events_news/department/bungaku_u/news/2018/190228_1.html

【本アーカイブは、2012年から同情報・史料学専修と日本哲学史専修が運営してきた「京都学派アーカイブ」(西田幾多郎・田辺元の史料と史料情報を提供、以下:旧アーカイブ)を引き継ぎ、拡張したものです。

 京都学派は京都帝国大学文学部哲学教室の西田幾多郎・田辺元を中心にして大正・昭和期に形成された日本近代思想史を代表する哲学者集団で、和辻哲郎・谷川徹三・高坂正顕など、主たる人物だけでも50名に達します。近年、欧州を中心に、京都学派への世界的評価が高まっており、彼らが遺した原稿・日記・書簡・講義録などの史料は、近代日本、そして、世界の重要な文化遺産と言えます。

 本アーカイブは、京都学派の貴重な史料を記録することを重要な目的としています。直接、史料の所在地を取材し、史料現物とともに、史料の保全・研究に携わる人たちの写真を交えて紹介します。また、旧アーカイブでは紹介されなかった石川県西田幾多郎記念哲学館と学習院大学の西田幾多郎史料についても本アーカイブで紹介しています。

 今後は、京都学派の史料を取材・追加するだけではなく、京都学派の思想に対する国際的評価を高まりに応えるべく、英語化に順次着手する予定です。】