異類の会(第88回)・杉山和也「前近代東アジアの臨海諸地域に於けるシャチの認識 ―日本の事例を中心として―」(2019年1月26日14時、青山学院大学・14号館(総研ビル)14609教室)

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日時:2019年1月26日14時
会場:青山学院大学・14号館(総研ビル)14609教室
発表者:杉山和也氏

題目:前近代東アジアの臨海諸地域に於けるシャチの認識 ―日本の事例を中心として―
要旨:
中世日本に於いてシャチホコは、ワニ、フカ、クジラとともに海の「をそろしき、大きなる物」として近しい認識で捉えられていたわけである。ところが近世以降、クジラに対する認識の変容が起こったのを主な端緒として、その相関関係に変化が生じることとなる。本発表では、日本に於けるシャチの認識の変遷をたどる。その上で朝鮮半島やベトナム、蝦夷地に於けるシャチ〈発見〉をめぐる言説の幾つかを瞥見し、それぞれの位置について検討してみたい。