京都教育大学附属図書館 第23回教科書展「平和教育と教科書 ~教科書で戦争と平和を考える~」(平成30年11月15日(木)~ 12月27日(木))

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展示会情報です。

●公式サイトはこちら
http://lib1.kyokyo-u.ac.jp/event/textbook-gallery/kyokasho-23.html

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【第23回の教科書展では平和教育というテーマで、戦時下の教科書と戦後の教科書を展示・解説します。戦時下の教科書では、ほとんどの教科・科目内容に、皇国主義と軍国主義が浸透した教材が含まれ、国家主義的イデオロギーを教化する役割を学校が担っていました。しかし、敗戦により教科書の内容は大きく反転し、皇国主義・軍国主義の内容から、平和な社会形成を志向するものへと変わりました。教員養成大学において、過去の戦争について子どもたちに伝えることに加え、戦争を批判的に見る目を養い、平和な日本社会の方向を示す必要があります。現教育基本法が示すように、「平和で民主的な国家および社会の形成者」を育てることが、重要な教育課題です。このたびの教科書展で、昔と今の教科書の内容を振り返ることが、平和を考える上でいくらかでも役立つことを願っています。

 本教科書展では、教育学科の村上登司文先生が展示を企画し、解説を主に執筆しました。また国語教育が専門の国文学科の植山俊宏先生にご協力を依頼し、「教科書掲載の戦争教材・平和教材」を寄稿していただきました。学生の矢田諒太さんには国語教科書の平和教材紹介で、片山武海さんには展示本の紹介で協力してもらいました。今回の教科書展開催に当たってはいくつかのご後援をいただき、広島市教育委員会からは副読本をお借りしました。本教科書展の開催においてご尽力をいただいた皆様方に厚くお礼を申し上げます。】

開催日程:
平成30年11月15日(木)~ 12月27日(木)
休館:
日・祝および12月1日(土)、12月8日(土)、12月22日(土)
※ ただし、11月18日(日) は「藤陵祭」のため教科書展のみ開催いたします。
開催時間:
附属図書館の開館時間に準ずる
開催場所:
京都教育大学附属図書館 北館1階 企画展示室
入場料:
無料
後援:
京都府教育委員会、京都市教育委員会

本教科書展に伴い、以下の講演会を実施します。

次世代につなぐ平和教育 ~平和で民主的な社会の形成~
日時:
平成30年11月24日(土) 13:30~16:30
場所:
附属図書館 北館2階 研修セミナー室1
内容:
教科書における平和教材(戦争教材)の解説、平和教育の実践報告など。
参加費:
無料
申込方法:
申込不要。直接会場へお越し下さい。