近代文学合同研究会「第4回 若手研究者集会」(2018年8月19日(日)14:00~17:50、東京学芸大学、要申し込み)
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●公式サイトはこちら
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【この度、近代文学合同研究会は、大学院生・若手研究者の発表の場、また世代を越えた研究者の相互研鑽の場として「第4回 若手研究者集会」を開催いたします。会員一名・非会員二名による発表に加え、ゲストコメンテーターとして嶋田直哉氏を招き、近代文学合同研究会のモットーである、開かれた・そしてフラットな関係性の討議の場としたいと考えております。会員・非会員の別を問わず、幅広い世代の研究者にご参加いただきたくご案内申し上げます。
とりわけ研究仲間を探している若手研究者にとっての交流の場となることを願い、研究会に併せて懇親会を設けます。是非ともご参加下さい。
資料印刷・会場予約のため、研究会・懇親会にご参加予定のかたは下記フォームよりあらかじめお知らせ下さい。】
研究会・懇親会参加フォーム: https://goo.gl/jAFHLt
8月19日(日)14:00~17:50 東京学芸大学 人文社会2号館 2階 第2演習室
※当日は、日曜日になるので国分寺駅からのバス停(北門)は入れません。国分寺より徒歩、あるいは武蔵小金井駅よりバスに乗り学芸大学正門(小平車庫行き)で御降車のうえ、正門からお入り下さい。
コメンテーター:嶋田直哉(明治大学准教授) 鈴木彩(慶應義塾大学非常勤講師)ほか
14:00 趣旨説明
14:10 石川啓太(東京学芸大学・院生)
樋口一葉『われから』の累加性
樋口一葉『われから』の表現が累加的に展開していることを指摘し、他の同時期の文語文とも比較しながら、文学史上の位置づけについて考察してみたいと思います。
その際、一葉のエクリチュールが持っていた可能性について言及したいと考えております。
15:20 廣瀬航也(東北大学・院生)
永井荷風「放蕩」における都市歩行
―日露戦後の文学空間を射程に据えて―
永井荷風「放蕩」(『ふらんす物語』)における歩行の問題を、主人公の人物造型から検討します。そして、それを他の作家のテクストを傍らに据えながら同時代の文学空間に開き、日露戦後文学における都市を歩行することの問題について考察を試みます。
16:40 ホドフ・ホーシャ(金沢大学・院生)
Even-Zoharの文学的多元システム論からみる
ブラジルにおける三島由紀夫の受容
ブラジルにおける三島由紀夫の翻訳は、当国の日本文学の受容を示す重要な指標だと思います。そのため、文学的多元システムを視座に、ブラジルにおける日本文学の状況を簡単に紹介し、三島のポルトガル語翻訳史を見ながら彼に対する認識と評価を考察してみます。
18:30 懇親会(武蔵小金井駅近辺)