田中草大『#卒論修論一口指南』(文学通信)

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5月下旬刊行予定です。

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田中草大『#卒論修論一口指南』(文学通信)
ISBN978-4-909658-78-4 C0000
四六判・並製・210頁
定価:本体1,600円(税別)

論文に対する不安を緩和し、自信を持って論文に取り組むために。
論文執筆の構想、調査、分析・執筆から完成後にいたるまで、
すぐに実行できる&かならず実行しておきたい75のアドバイスを、わかりやすくあなたに伝えます。

これから論文に取り組もうとしている人、
現在執筆のまっただなかにいる人、
すべての学生におくる導きの書、誕生!!

【本書の特徴】
▼自分の論文に反映しやすい、すぐに実行できるアドバイスを収録!
▼構想から完成後にいたるまで、あなたを導く75指南!
▼各指南2〜3ページにまとまっていてスキマ時間に読みやすい!
▼巻末付録として[無自覚の盗用(剽窃)を避けるために][一口指南for書式][ブックガイド]の3点を収録!

【すでにこの世の中には、論文書き方ハウツー本が驚くほどたくさんあります。論文の書き方についての体系的にまとまった知識は是非ともそうした本によって修得していただくとして、本書ではそれとは別に、より焦点を絞った、すぐに実行しやすいアドバイスをお届けしようという趣旨です。言わば、論文の書き方を学ぶ《副教材》として使っていただけたらと思っています。 本書が、論文に対するあなたの不安を緩和し、自信を持って論文に取り組む助けとなれば何よりの幸いです。】......はじめにより





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案内をメールでお送りいたします。




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【著者紹介】

田中草大(たなか・そうた)

大学教員。現在 京都大学文学部講師。専門は日本語の歴史。
主著に『平安時代における変体漢文の研究』(勉誠出版、2019年)。
コロナ禍をきっかけに鳥見が趣味に。好きな鳥はシジュウカラ。


【目次】

はじめに 本書の構成と特色

その1 構想編

指南 1 卒論・修論は教育課程の一環。「成果を出さなきゃ」と悩む必要はありません。 
指南 2 本腰を入れるのは就活が一段落してから...は、危うい。 
指南 3 小論文のことは忘れよう。 
指南 4 書き方を知らずに論文に取りかかるのは、ルールを知らずにスポーツの試合に出るようなもの。《退場》したくなければ書き方を学ぼう。 
指南 5 論文書き方ハウツー本で大事なのは、「どれを読むか」ではなく「複数読む」こと。 
指南 6 ハウツー本で主張が分かれている部分は、自分の先生の方針をチェックしてみよう。 
指南 7 実際の論文を読まなくては実際の論文は書けない。 
指南 8 「好きなテーマを選びなさい」は「自分の愛好するものをテーマにしなさい」という意味ではない。 
指南 9 迷ったら、大学でのこれまでの学びと繋がりを持つテーマを選ぼう。 
指南 10 「テーマを決める」とは「題材を決める」ことではなく「問いを決める」ことである。 
指南 11 答えられる問いでないと論文を終わらせられない。 
指南 12 大きな問題意識を背景に、小さなトピックを扱おう。
指南 13 巨人の肩の《くぼみ》を探してみよう。 
指南 14 メモする場所は一本化しよう。 
指南 15 メモする時は「どこに書いてあったか」を必ず明記しよう。 
指南 16 テーマの候補は複数用意しておこう。 
指南 17 走り出す前に相談しよう。 
指南 18 何をすればいいのか分からなくなったら「何が問いなのか」を自問しよう。 
指南 19 メールは毎日チェックしよう。 
指南 20 修論が卒論と違うのは、「その分野での自分の研究の位置付け」に自覚的であるべき点。 

その2 調査編 

指南 21 先行研究の探し方――万能な方法は、ない――
指南 22 先行研究の読み方(1)アプローチを具体化する。 
指南 23 先行研究の読み方(2)自分の研究にとって重要な概念(があること)を学ぶ。 
指南 24 先行研究の読み方(3)未着手の領域を察知する。 
指南 25 先行研究の読み方(4)一本の先行研究から更に別の先行研究を辿っていく。 
指南 26 《犯人とトリック》が分かっていれば、論文はグッと読みやすくなる。 
指南 27 論文が理解できないときは、関連文献から攻めてみよう。 
指南 28 良い論文からは志を、不出来な論文からは具体策を学ぼう。 
指南 29 固有名詞の誤記は後になると気づけない。見直しは「最初に」しっかりと。 
指南 30 その調査方法で本当に大丈夫? 億劫でも相談しよう。 
指南 31 勇気を出して、訪ねる/訊ねることに慣れよう。 
指南 32 「これは調べた?」の指摘は、どうせなら本提出の前にもらっておこう。 
指南 33 「広く散発的に」よりは「狭く網羅的に」の方がデータの価値は高い。 
指南 34 「ヒット0」も意味のあるデータです。 
指南 35 データ処理の知識は、データの質を上げ時間を節約してくれる。 
指南 36 データの管理は生命線! キッチリやろう。 
指南 37 OCRの活用で時間短縮を目指そう。 
指南 38 一見すると無関係/遠回りの勉強が、自分の立論を豊かにしてくれる。 

その3 分析・執筆編

指南 39 どう分析すればいいか分からない時は、「知りたいこと」の具体化を試みよう。 
指南 40 論文は雪だるま。どんなに小さくてもいいから、まずは《雪の塊》を作ろう。 
指南 41 分析のアプローチが見出せない時は、先行研究に立ち返ろう。 
指南 42 自分自身にツっこめるようになれば、論文の精度は飛躍的に上がる。 
指南 43 「反論に反論」できると論は強くなる。 
指南 44 「要旨が書けるか」で論ができているか否かが分かる。 
指南 45 「論文=研究をそのまま文章化したもの」ではない。整理と取捨選択が必須です。 
指南 46 「明晰に書く」態度を身に付けよう。 
指南 47 目的と結論はとりわけハッキリ書くこと。 
指南 48 特定の相手がいると思って書いてみよう。 
指南 49 読者の集中力を過大評価するべからず。 
指南 50 雨が降ったら「雨が降った」とお書きなさい。 
指南 51 論文は「仕事の文書」である。仕事に関係ないことは書かないのが原則。 
指南 52 指示語を使った時は指差し点検しよう。 
指南 53 文がゴタゴタしていると感じたら、短文化と箇条書きを施してみよう。 
指南 54 文構造を整理しても分かりやすくならない場合は、「内容過剰」を疑ってみよう。 
指南 55 テキトーに並べてはいけない。 
指南 56 節のタイトルを活用しよう。 
指南 57 文と文が上手く繋がっていない時は、「その段落で説明したいこと」を明確化・一本化しよう。 
指南 58 先行研究の批判は必要最低限に抑制しよう。 
指南 59 引用は研究の要! ゆめゆめおろそかにするべからず。 
指南 60 注を上手く使えると、「メインの論述」と「それ以外」との区別が可視化できる。 

その4 完成編

指南 61 締切が迫ったら、「重要順」ではなく「これをやらなきゃ提出できない順」に進めよう。 
指南 62 執筆要項/提出要項を読み返そう。 
指南 63 年末年始のスケジュール立てのポイントは「図書館の開館日」と「見直し日の確保」。
指南 64 論文を良くしたければ、《とんかち仕事》に力を入れよう。 
指南 65 トラブルのほとんどは、時間に余裕を持たせることで「トラブル未満」に引き下げ可能。
指南 66 よいタイトルは、よく分かるタイトル。 
指南 67 反省・言い訳・卑下は、客観的な記述に置き換えよう。 
指南 68 誤字・脱字の類は、論の説得力に(潜在的に)影響する。 
指南 69 書式を良くすれば中身も良くなる。 
指南 70 その謝辞、本当に要りますか? 
指南 71 要旨の構成は本体の構成に一致させよう。 
指南 72 自分の書いたものを読んでくれる読者への敬意を持とう。 
指南 73 あなたが最初に「論文出せた!」と報告すべき相手はSNSではなく、実際に手伝ってくれた人たちです。 
指南 74 口頭試問の対策は、「自分の論文を自分で理解しているか?」の確認を。 
指南 75 口頭試問でもらったコメントを無駄にせず、それをもとに論文の《コンプリート・エディション》を作ろう! 

付録 その1
無自覚の盗用(剽窃)を避けるために
    ―― 論文・レポートにおける引用のルールと方法 ―― 
  盗用の避け方&引用のルール(見開き版)...最低限ココをおさえよ! 
  はじめに  不正の種類 
  第一節  盗用のパターン 
  第二節  盗用にならないもの 
      ① コピペは悪ではない 
      ② 一般的知識 
      ③ 意図せざる積極的盗用 
  第三節  なぜ盗用をしてはいけないか 
      ① 科学研究において盗用がもたらす害 
      ② 出典表示を徹底することへの疑念(への回答) 
  第四節  盗用を避けるために 
      ① 引用の方法 
      ② 出典表示の方法 
      ③ 出典表示の具体的書式
      ④ 孫引きについて 
  参考文献 

付録 その2 
一口指南 for 書式

付録 その3  
ブックガイド