人間文化研究機構「歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業」監修・天野真志・後藤 真編『地域歴史文化継承ガイドブック 付・全国資料ネット総覧』(文学通信)

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3月上旬刊行予定です。

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『地域歴史文化継承ガイドブック 付・全国資料ネット総覧』(文学通信)
ISBN978-4-909658-72-2 C0021
A5判・並製・248頁・一部カラー
定価:本体1,600円(税別)

地域の歴史や文化の、何をどう守り伝えていけばいいのか。
最新の研究と実践からその方法を紹介する入門書。
自治体、博物館、文書館、図書館、また地域資料の災害対策、保存・継承に興味のある方必携!
本書により、多くの方々が地域の歴史文化に関心を深め、新たな地域の担い手として活躍できるようになるよう、期待を込めて刊行いたします。

第Ⅰ部では、歴史文化資料の基礎知識として、古文書(記録資料)、民具、美術資料、公文書、震災資料など、それぞれの具体例、特徴を上げ、基礎知識がわかるようにしました。また保存・活用方法として、デジタルデータ・紙製品・木製品を取りあげます。また資料保存の担い手と技術をつなぐ、ワークショップの方法なども取りあげました。
第Ⅱ部では、地域を主体として資料保存活動を推進する「資料ネット」について紹介。1995年阪神・淡路大震災を契機に誕生した「資料ネット」は、その後各地で自然災害が多発するなか、全国に拡大しました。現在活動している団体の概要を、それぞれの団体自身により紹介し、読者が地域を主体とした持続的な取り組みを実践するネットワークとつながることができるようにしました。

執筆は、天野真志、後藤 真、平川 南、加藤明恵、川邊咲子、安田容子、松岡弘之、吉川圭太、山口悟史、岡田 靖、永村 眞、川内淳史、佐藤 琴、阿部浩一、添田 仁、作間亮哉、高山慶子、金井忠夫、長谷川明則、鈴木 凜、宇野淳子、西村慎太郎、原 直史、白水 智、山本英二、藤谷 彰、堀田慎一郎、小野塚航一、吉原大志、藤 隆宏、橋本唯子、小林准士、石田雅春、下向井祐子、伊藤 実、町田 哲、胡 光、楠瀬慶太、今村直樹、山内利秋、佐藤宏之。

【...地域を単位として一連の取り組みを進めるためには、どのような観察や対話が必要になるのでしょうか。一つは、地域のなかで歴史文化を伝える資料を見出すための観察です。一言に「資料」といっても、その対象は多岐にわたります。歴史学や民俗学、美術史など、地域を対象とする研究分野が多様であるように、そこで資料として見出されるものも膨大です。地域のどのような側面に注目し、いかなる媒体から過去を見つめるのか、資料を見出すための地域観察が必要になってきます。また、発見した資料をいかに読み解くか、ということも重要でしょう。さらに、資料を見出した後、どのようにして保存し未来へ継承していくのか、継承の見通しに応じた具体的な手段も求められます。
こうしてみると、地域に伝わる資料を保存し継承することは、その地域にとって何が資料となり、そこからいかなる地域像を見出し、未来へ伝えていくのかを考え、実践する総合的な取り組みともいえます。今後、全国各地でこうした取り組みがより活発に展開するためには、各地での活動実践を整理し、地域活動を担いうる人びとが入門書として利用できる情報を発信する必要があるのではないかと考え、本書を構想するにいたりました。】...はじめにより

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https://books.rakuten.co.jp/rb/17034153/





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案内をメールでお送りいたします。




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本書の全文公開サイトはこちら
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【監修者】

人間文化研究機構「歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業」
人間文化研究機構(国立歴史民俗博物館)、東北大学、神戸大学を中心拠点に、全国の大学や「資料ネット」などとの連携を通して、地域の歴史文化を伝える資料の保存・継承事業を推進します。さらに、資料を活用した研究・教育を実践し、国内外への情報発信を通じて、地域社会における歴史文化の継承と創成を目指します。 HP:https://www.nihu.jp/ja/research/rekishi

【編者】

天野真志(あまの・まさし)Amano Masashi
人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館 特任准教授(日本近世・近代史、資料保存)
著書・論文に、『幕末の学問・思想と政治運動』(吉川弘文館、2021年)、「出羽国秋田藩の文書調査と由緒管理」(『常陸大宮市史研究』3、2020年)、『記憶が歴史資料になるとき』 (蕃山房、2016年)など。

後藤 真(ごとう・まこと)Goto Makoto
人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館 研究部准教授(人文情報学、総合資料学)
著書・論文に、『歴史情報学の教科書 歴史のデータが世界をひらく』(共編、文学通信、2019年〈https://bungaku-report.com/metaresource.htmlで公開中〉)、「日本における人文情報学の全体像と総合資料学」(国立歴史民俗博物館編『歴史研究と「総合資料学」』吉川弘文館、2018年)、「総合資料学の射程と情報基盤」(国立歴史民俗博物館編『<総合資料学>の挑戦』吉川弘文館、2017年)など。

【目次】

ご挨拶●平川 南

はじめに─地域で資料を保存・継承するには─●天野真志
地域の歴史文化を見つめ、それらを守り伝える取り組み/保存と継承に必要な、観察や対話の入門書として/本書の構成

本書の使い方

第Ⅰ部 歴史文化資料の基礎知識

①地域社会と歴史文化資料

地域社会と歴史文化●平川 南
1.地域住民と自治体史/2.新たな視点からの地域社会像構築の実践例--埋もれた系図の発見から列島内地域間交流を解く〈古代の紀伊・甲斐・陸奥国そして北方世界との交流〉--/3."災害の記録と記憶"--石の鳥居に「貞観六年」と記す--/さらに深く知りたいときは

地域と資料保存●天野真志
1."資料"を保存すること/2.多様な"資料"を見出す取り組み/3.資料保存の実務/さらに深く知りたいときは

② 具体例と特徴

古文書(記録資料)●加藤明恵
はじめに/1.古文書の伝来/2.古文書の整理と活用/おわりに/さらに深く知りたいときは

民具●川邊咲子
1.民具とは何か/2.民具からわかること/3.身近にある民具と向き合う/さらに深く知りたいときは

美術資料●安田容子
1.地域にのこされた美術資料/2.美術資料からみる地域/3.美術資料の管理方法/4.美術資料をのこし伝えるには/さらに深く知りたいときは

公文書●松岡弘之
1.公文書とは/2.さまざまな「公文書」/3.地域資料としての継承にむけて/さらに深く知りたいときは

震災資料●吉川圭太
1.震災資料とは/2.震災資料の特徴/3.資料を残し伝える--二次情報の記録化の重要性--/4.資料を読み解く/5.震災の記憶と記録を継承するために/さらに深く知りたいときは

③ 保存・活用方法

歴史資料保全のためのデジタルデータ●後藤 真
はじめに/1.デジタル・Web・公開と共有/2.資料保全のために構築するデジタルデータとは/3.歴史文化資料保全のための目録とデータ保全のための歴博の取り組み/さらに深く知りたいときは

紙製地域資料を遺す技術--手当てとその考え方--●山口悟史
はじめに/1.地域資料を修理するとは/2.地域資料の手当て/3.地域資料を修理する?しない?/おわりに/さらに深く知りたいときは

地域に埋没する木製文化遺産●岡田 靖
1.地域に伝わる木製品/2.木製品の修復と保存/3.文化財の価値を考える/4.地域文化財の保護活動/5.地域文化遺産保護のこれから/さらに深く知りたいときは

資料保存の担い手と技術をつなぐ--被災資料救済ワークショップの展開--●天野真志
1.地域での担い手を広げる取り組み/2.資料救済の方法を考えるワークショップ/3.ワークショップの作り方/さらに深く知りたいときは

第Ⅱ部 全国資料ネット総覧

「資料ネット」活動の広がり●天野真志
1.地域におけるネットワーク /2.「資料ネット」とは /資料ネット事務局所在地

全国史料ネット研究交流集会●川内淳史
1. 東日本大震災後の資料ネット間「広域連携体制」の構築 /2.「全国資料ネット研究交流集会」の開始と「神戸宣言」

東北
 特定非営利活動法人 宮城歴史資料保全ネットワーク(宮城資料ネット)
 山形文化遺産防災ネットワーク(山形ネット)
 ふくしま歴史資料保存ネットワーク(ふくしま史料ネット)

関東
 茨城文化財・歴史資料救済・保全ネットワーク(茨城史料ネット)
 とちぎ歴史資料ネットワーク(とちぎ史料ネット)
 那須資料ネット
 群馬歴史資料継承ネットワーク(ぐんま史料ネット)
 千葉歴史・自然資料救済ネットワーク(千葉資料救済ネット)
 神奈川地域資料保全ネットワーク(神奈川資料ネット)
 NPO法人歴史資料継承機構じゃんぴん

中部
 新潟歴史資料救済ネットワーク(新潟史料ネット)
 地域史料保全有志の会(保全の会)
 信州資料ネット
 東海歴史資料保全ネットワーク(東海資料ネット)

近畿
 三重県歴史的・文化的資産保存活用連携ネットワーク(みえ歴史ネット)
 歴史資料ネットワーク(史料ネット〈神戸史料ネット〉)
 歴史資料保全ネット・わかやま

中国
 山陰歴史資料ネットワーク(山陰史料ネット)
 岡山史料ネット
 広島歴史資料ネットワーク(広島史料ネット)

四国
 歴史資料保全ネットワーク・徳島(徳島史料ネット)
 愛媛資料ネット
 高知地域資料保存ネットワーク(高知資料ネット)

九州
 熊本被災史料レスキューネットワーク(熊本史料ネット)
 宮崎歴史資料ネットワーク(宮崎資料ネット)
 鹿児島歴史資料防災ネットワーク(鹿児島資料ネット)

おわりに ●永村 眞

執筆者一覧

「歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業―歴史が結ぶ地域と大学―」のご案内

【執筆者】
①所属(専門分野) ②主要著書・論文 ※2022年1月末段階の情報です。

平川 南(ひらかわみなみ)
①大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 機構長(日本古代史)
②『全集日本の歴史 第2巻 日本の原像』(小学館、2008年)、『古代地方木簡の研究』(吉川弘文館、2003年)、『墨書土器の研究』(吉川弘文館、2000年)、『漆紙文書の研究』(吉川弘文館、1989年)など。

加藤明恵(かとうあきえ)
①神戸大学大学院 人文学研究科特命助教(日本近世史)
②「幕末期小西新右衛門家の情報収集」(飯塚一幸編『近代移行期の酒造業と地域社会―伊丹の酒造家小西家―』吉川弘文館、2021年)、「幕末期伊丹郷町の治安維持と町運営」(『地域研究いたみ』43、2014年)

川邊咲子(かわべさきこ)
①国立歴史民俗博物館 プロジェクト研究員(文化人類学、文化資源学)
②「Everyday Object Collections Formed by Collectors and Contributors in the Local Living Context: An investigation on background of the collecting and functions of collected objects in the Noto Peninsula, Japan and Ifugao Province, Philippines」(博士学位論文、金沢大学大学院人間社会環境研究科、2021年)、「「集合的記憶」を支える民具:民具の来歴の記録データが残されない原因についての一考」(『月刊考古学ジャーナル』718、2018年)など。

安田容子(やすだようこ)
①安田女子大学 文学部日本文学科講師(日本文化史、日本美術史、地域資料保全)
②「19世紀日本における鼠と小鼠」(『ビオストーリー』36、2021年)、『書画会の華やぎ 地域に息づく遍歴の文人たち』(蕃山房、2015年)など。

松岡弘之(まつおかひろゆき)
①岡山大学学術研究院 社会文化科学学域講師(日本近現代史)
②「婦長殉職之碑とその周辺─戦時ハンセン病療養所における職員『顕彰』─」(『歴史評論』855、2021年)、「仕事に役立つ公文書─尼崎市におけるアーカイブズの組織内利用をめぐって」(『記録と史料』31、2021年)、『ハンセン病療養所と自治の歴史』(みすず書房、2020年)など。

吉川圭太(よしかわけいた)
①神戸大学大学院 人文学研究科講師(日本近現代史)
②「阪神・淡路大震災の記録と記憶の継承に向けて─大木本美通氏の記録写真を通して─」(『Link:地域・大学・文化』12、2020年)、「一九二〇年代の社会運動と在野法曹─自由法曹団を中心に─」(『部落問題研究』209特別号、2014年)、『阪神・淡路大震災における住まいの再建』(共編著、人と防災未来センター資料室、2012年)など。

山口悟史(やまぐちさとし)
①東京大学史料編纂所 技術専門職員(紙文化財の修理 被災資料の処置)
②「東日本大震災における下張り文書の剝離作業と保全活動の展開」(共著、『災害・復興と資料』5、2015年)、「気仙沼大島における東日本大震災被災資料の保全活動(二)─安定化処置─」(『古文書研究』78、2014年)、「気仙沼大島における東日本大震災被災資料の保全活動(一)─初動と救出作業─」(『古文書研究』77、2014年)など。

岡田 靖(おかだやすし)
①東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存学専攻保存修復彫刻准教授(彫刻文化財保存修復)
②島津美子・岡田靖「近世・近代の木彫仏像に施された彩色の技法と色材─山形県下に安置されている諸尊像の事例─」(『国立歴史民俗博物館研究報告』230、2021年)、岡田靖・長谷洋一「江戸時代から明治期における京仏師と地方仏師」(『国立歴史民俗博物館研究報告』、同上)、園原謙・長谷洋一・岡田靖・上江洲安亨・大山幹成・門叶冬樹・園部凌也・山田千里・本多貴之・宮腰哲雄「旧円覚寺仁王像復元制作に関する研究」(『沖縄県立博物館・美術館 博物館紀要』11、沖縄県立博物館・美術館、2018年)など。

永村 眞(ながむらまこと)
①人間文化研究機構・理事(日本仏教史・中世寺院史料論)
②「中世醍醐寺の顕・密「聖教」と法儀」(『中世寺院の仏法と社会』勉誠出版、2020年)、『中世醍醐寺の仏法と院家』(吉川弘文館、2019年)など。

第Ⅱ部(掲載順)

▶東北

川内淳史(かわうちあつし)
①東北大学災害科学国際研究所・宮城資料ネット事務局長(歴史学〈日本近現代史〉)
②『「生存」の歴史と復興の現在―3.11 分断をつなぎ直す―』(共編著、大月書店、2019年)

佐藤 琴(さとうこと)
①山形大学附属博物館(日本美術史〈近世絵画〉)
②「名所へのまなざし─江戸時代の松島図を切り口に」(『空間史学叢書3まなざしの論理』岩田書院、2020年)

阿部浩一(あべこういち)
①福島大学行政政策学類(日本中世史)
②『戦国期の徳政と地域社会』(吉川弘文館、2001年)

▶関東

添田 仁(そえだひとし)
①茨城大学人文社会科学部(日本近世史)
②「戦後郷土史のなかの地域歴史遺産」(神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター編『「地域歴史遺産」の可能性』岩田書院、2013年)

作間亮哉(さくまかつや)
①那須歴史探訪館(日本近現代史)
②「大田原市の戦後開拓と土地改良─金丸陸軍演習場・飛行場と国・県営事業を中心に─」(大田原市史編さん委員会『大田原市史研究』1、2021年)

高山慶子(たかやまけいこ)
①宇都宮大学共同教育学部(日本近世史)
②『江戸の名主 馬込勘解由』(春風社、2020年)

金井忠夫(かないただお)
①那須資料ネット代表(日本近代史・民俗学)
②図録『近代シルク物語─日本と那須野が原を支えた蚕─』(執筆・編集、那須野が原博物館、2013年)

長谷川明則(はせがわあきのり)
①群馬県教育委員会事務局(日本中世史)
②「鎌倉御家人漆原氏の西遷―『阿波国徴古雑抄』所収史料の再検討―」(『群馬文化』338、2019年)

鈴木 凜(すずきりん)
①東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科博士課程・千葉大学配置(日本近世史)
②「近世後期における「義民物語」の伝播・受容―「佐倉惣五郎」を事例に―」(『書物・出版と社会変容』25、2020年)

宇野淳子(うのじゅんこ)
①立教大学共生社会研究センター・神奈川資料ネット事務局長(アーカイブズ学)
②「音声記録に込められた思いに出会う」(『RIM Journal(Records and Information Management Journal)』41、ARMA International 東京支部、2020年)

西村慎太郎(にしむらしんたろう)
①国文学研究資料館(歴史学・アーカイブズ学)
②『「大字誌浪江町権現堂」のススメ』(いりの舎、2021年)

▶中部

原 直史(はらなおふみ)
①新潟大学人文学部(日本近世史)
②『日本近世の地域と流通』(山川出版社、1996年)

白水 智(しろうずさとし)
①中央学院大学法学部(中近世山村・海村史)
②『中近世山村の生業と社会』(吉川弘文館、2018年)

山本英二(やまもとえいじ)
①信州大学人文学部(日本近世史)
②『慶安御触書成立試論』(日本エディタースクール出版部、1999年)

▶近畿

藤谷 彰(ふじたにあきら)
①三重県環境生活部文化振興課(日本近世史、アーカイブズ学)
②『桑名藩家臣団と藩領社会』(清文堂出版、2021年)

堀田慎一郎(ほったしんいちろう)
①東海国立大学機構大学文書資料室(アーカイブズ学、日本近代史)
②「公文書管理法の施行と大学アーカイブズ―名古屋大学の事例を中心に―」(『国文学研究資料館紀要 アーカイブズ研究篇』8、2012年)

小野塚航一(おのづかこういち)
①神戸大学(日本中世史)
②「「勝尾寺文書」所収寺領目録の基礎的研究」(『ヒストリア』280、2020年)

吉原大志(よしはらだいし)
①兵庫県立歴史博物館(日本近現代史、被災資料保全)
②「被災資料保全の担い手を広げる」(『国文学研究資料館紀要 アーカイブズ研究篇』10、2014年)

藤 隆宏(とうたかひろ)
①歴史資料保全ネット・わかやま世話人(和歌山県立文書館文書専門員)
②「紀伊半島大水害と資料の救出」(『アーカイブ・ボランティア』、2014年)

橋本唯子(はしもとゆいこ)
①和歌山大学クロスカル教育機構 教養・協働教育部門(日本近現代史、博物館学)
②『世界史とつながる日本史 紀伊半島からの視座』(共著、ミネルヴァ書房、2018年)

▶中国

小林准士(こばやしじゅんじ)
①島根大学法文学部(日本近世史)
②『日本近世の宗教秩序―浄土真宗の宗旨をめぐる紛争―』(塙書房、2022年)

松岡弘之(まつおかひろゆき)
→第Ⅰ部プロフィール参照

石田雅春(いしだまさはる)
①広島大学75年史編纂室(近現代史)
②『戦後日本の教科書問題』(吉川弘文館、2019年)

下向井祐子(しもむかいゆうこ)
①広島県立文書館(資料保存)
②「資料保存関係リーフレットの作成について─被災写真の保全活動と手引きの作成を中心として─」(『広島県立文書館紀要』13、2015年)

伊藤 実(いとうみのる)
①広島県教育事業団(考古学)
②「鋸と日本刀─古代の焼入れ技術に関連して─」(『たたら研究』59、2021年)

▶四国

町田 哲(まちだてつ)
①鳴門教育大学(日本近世史)
②町田哲『近世和泉の地域社会構造』(山川出版社、2004年)

胡 光(えべすひかる)
①愛媛大学法文学部(日本近世史)
②『四国遍路の世界』(共著、ちくま新書、2020年)

楠瀬慶太(くすのせけいた)
①高知新聞社学芸部(日本村落史)
②「地域における歴史文化団体の組織と運営─高知県の実践活動の分析─」『地域活性研究』12号、2020年

▶九州

今村直樹(いまむらなおき)
①熊本大学永青文庫研究センター(日本近世史・近代史)
②『近世の地域行財政と明治維新』(吉川弘文館、2020年)

山内利秋(やまうちとしあき)
①九州保健福祉大学薬学部(博物館学)
②「学芸員養成における課題解決型教育」『博物館学雑誌』41-1、2015年)

佐藤宏之(さとうひろゆき)
①鹿児島大学学術研究院法文教育学域教育学系(近世日本史)
②『自然災害と共に生きる─近世種子島の気候変動と地域社会』(北斗書房、2017年)