第237回青葉ことばの会・第428回日本近代語研究会 共催研究会(2025年12月13日(土) 午後3時-6時30分、学習院大学(豊島区目白1-5-1)北2号館 10階 大会議室及び Zoomを利用したオンライン形式)

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://aobakotoba.jugem.jp/?eid=44
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※詳細は上記サイトをご確認ください。

日 時:12月13日(土) 午後3時-6時30分(2時30分より配信テスト)
会 場:学習院大学(豊島区目白1-5-1)北2号館 10階 大会議室  
    及び Zoomを利用したオンライン形式
    (お使いのPC、スマートフォン等でアクセスしてください)
    (会場・オンライン同時開催のため、オンライン参加の場合、
     音声の途切れ、聞こえない等の不具合が生じる場合が
     ございますが、ご了承ください)                             

題 目:訓読語における他文体用例の影響―
   「さもあらばあれ」(遮莫・任他)を例として
発表者:中山大輔氏(放送大学大学院院生)

題 目:『坊っちやん』における「心話文」の形式的特徴と位置づけ
発表者:苅宿紀子氏(和光大学)

概 要:
中山大輔氏
「さもあらばあれ」は、平安中期以来主に和歌において用いられた成語で、
平安後期以後は古典中国語「遮莫」等の訓読語としても定着した。
即ち一種の歌語・訓読語的語彙であったが、近世以降では日記や物語に
おける発話文・地の文など、文体の垣根を越えた用例も多く見られるように
なる。そうした用例の広汎化がもたらした意味用法への影響について、
訓読語としての「サモアラバアレ」と古典中国語「遮莫」等の関連から考察を試みたい。

苅宿紀子氏
夏目漱石『坊っちやん』には「おれ」の心の中が表現されている文が多く
みられる。本発表ではまず、思考を表す述語を指標として『坊っちやん』に
みられる「心話文」の表現形式の特徴を明らかにする。そのうえで、
地の文の中に「心話文」をどのように組み込ませて文章を展開しているか
を検討し、『坊っちやん』における「心話文」の位置づけを考察する。
             
参加メールアドレス登録(12月12日(金)まで)          
https://ws.formzu.net/dist/S83887604/
                              
                           -以上-
                              
青葉ことばの会  代表 田貝 和子