国立文楽劇場:国立劇場所蔵資料展「時代を描いた浮世絵師 三代歌川国貞」(令和8年1月3日(土)~3月8日(日)
展覧会情報です。
●公式サイトはこちら
https://www.ntj.jac.go.jp/topics/tradition/2025/exhibition3/
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展示について
三代歌川国貞(1848~1920)は、幕末から明治時代にかけて活躍した浮世絵師です。はじめ初代歌川国貞(三代歌川豊国)に入門、その死後には二代歌川国貞(四代歌川豊国)の門に移り、四代歌川国政、のちに三代歌川国貞、さらに豊斎を名乗って役者絵を中心に多くの作を残しました。
明治時代は、西欧の文物が広く流入し、江戸時代から続くさまざまな文化や芸能にとっても激動の時代でした。浮世絵では、歴史画で人気を博した月岡芳年、美人画を得意とした楊洲周延、風景画では小林清親らが活躍し、時代を写した作品が多く生み出されています。そして歌舞伎を題材にした役者絵の分野で、当時第一人者とされた豊原国周に次ぐ人気を得て、長きに渡って活躍したのが、国周より13歳年下の三代国貞です。
当時、歌舞伎では新劇場の開設や、歌舞伎の高尚化と地位の向上、新派の人気など、さまざまな潮流の中で、いわゆる団菊左をはじめとする人気役者たちの活躍がありました。三代国貞はその様子を国周とともに浮世絵に写し続け、残された作品は当時の歌舞伎を知るための貴重な視覚資料となっています。
三代国貞は、明治の浮世絵史や歌舞伎史を語る上で見過ごせない存在であるにも関わらず、これまで作品がまとまって紹介される機会はほとんどありませんでした。本展では、国立劇場が所蔵する作品約250点のうちから47点を選りすぐり、知られざる絵師、三代国貞の生涯と画業をご紹介します。
展示監修:渡邉 晃(太田記念美術館上席学芸員)
入場料 無料
主催 独立行政法人日本芸術文化振興会
同時開催 「文楽の魅力~初春公演の演目にちなんで~」
































































