備前市美術館『正宗文庫の小宇宙 敦夫の愛した選りすぐり』(2025年10月11日(土)~12月14日(日))

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://bizen-moa.jp/exhibition/masamuneatsuo2025/
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※詳細は上記サイトをご確認ください。


<会場>備前市美術館 展示室1
<会期>2025年10月11日(土)~12月14日(日)
<開館時間>9:00~17:00(最終入場16:30)
※毎週月曜休館(祝日の場合は開館、翌日休館)

<チケット料金>
大人 500円
学生 300円
中学生以下 無料
65歳以上(備前市・赤穂市・上郡町) 半額
65歳以上(その他の方) 100円引き

【正宗文庫は、和気郡伊里村(現備前市穂浪)にある書籍や古典籍を収蔵する文庫です。創設者の国文学者・歌人である正宗敦夫(1881-1958)は郷土岡山の歌人・学者の重要著作をはじめとする貴重な書籍を生涯を通して蒐集し、その豊富な資料は今に至るまで大切に受け継がれています。

2002年より人間文化研究機構国文学研究資料館が定期的に文献調査とデジタル撮影を進めており、2022年度からは就実大学とともに共同研究「正宗文庫の研究」(研究代表者:川崎剛志 就実大学人文科学部教授)を開始し、2023年、2024年は岡山県立博物館にて新たな研究成果が展示されました。2025年4月からは、引き続き共同研究の第2クールが始まっています。

本展では、備前市美術館の開館とともに改めて正宗文庫と正宗敦夫を取り上げ、これまでの研究成果を地元備前市でも発表いたします。当市のかけがえのない文化として、敦夫選りすぐりの名品たちが形成する正宗文庫の小宇宙をご覧いただける機会となれば幸いです。

■ "ふぐらにこもりて" 国文学の礎を築いた知の巨人
正宗敦夫は、岡山県備前市出身の歌人・国文学者。兄で作家の正宗白鳥が中央文壇で活躍したのとは対照的に、敦夫は和気郡伊里村(現 備前市穂浪)で生涯を過ごしました。古語研究の基礎を築いたと評価される『万葉集総索引』や、与謝野晶子・与謝野鉄幹と共に推進した『日本古典全集』全266冊の編纂、そして「正宗文庫」の設立など、多岐にわたる活動を通じて国文学の研究と発展に貢献しました。】