日本出版学会 翻訳出版研究部会(2022年3月19日(土)午前10時30分~12時、ZOOM)※要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.shuppan.jp/event/2022/02/02/1939/
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※詳細は上記サイトをご確認ください。


日本出版学会 翻訳出版研究部会

「モリエール生誕400年、邦訳全集・選集を顧みる」
 報告: 柴田耕太郎氏
 (翻訳会社 (株)アイディ会長、日本出版学会翻訳出版部会部会長)


日時: 3月19日(土)午前10時30分~12時(開場:午前10時20分)
場所: オンライン開催(ZOOM) 
会費: 無料(通常、日本出版学会会員1,000円 非会員 2,000円としていますが、今回は全員無料とさせていただきます)
定員: 100名


【開催概要】
 フランスの劇作家モリエールの著作は、全集を含め、これまで何度か翻訳されてきました。このたび2022年の生誕400年を機に、当翻訳出版研究部会の部会長である柴田耕太郎氏は『モリエール傑作戯曲選集』(全四巻、鳥影社)を上梓しました。2015年から順次刊行されたこのシリーズを通じ、「役者がそのまま朗じ得る、かつ読者がすんなり読み進められる台詞」にこだわった、古典の格調を映す、簡潔でリズムある新訳の誕生です。
 そこで今回の部会では柴田氏にご登壇いただき、当選集への思いを存分に語って頂きます。明治時代から現代に至るまで、モリエール邦訳を手掛けた吉江喬松、鈴木力衛など錚々たる翻訳者の列伝、モリエールが書いた台詞の特徴を生かしつつ、個性ある訳文に仕上げる諸氏の工夫など、演劇の愛好家・翻訳者・研究家、をはじめ多くの方々の興味をひく話をお聞かせいただけるでしょう。
 柴田氏は子供のころより演劇と言葉の世界に強い関心を抱き、声優、外国語映画の日本語版台本執筆、演出助手など演劇に関する仕事に従事しました。その一方で長年、映像・舞台・出版・産業など様々なジャンルの翻訳を手掛け、翻訳会社経営、後進の指導と幅広い活動を展開しています。そうした経験が翻訳にどう生かされているかも見どころの一つでしょう。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

 内容:(1)モリエール全集の訳者列伝
    (2)モリエールの文体、訳者の文体
    (3)モリエール選集を訳し終えて