神奈川近代文学館:特別展「没後70年 坂口安吾展 あちらこちら命がけ」(2025年10月4日(土)~11月30日(日))

展覧会情報です。
●公式サイトはこちら
https://www.kanabun.or.jp/exhibition/22735/
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
豪放な生きざまの無頼派作家として、不動の人気を誇る坂口安吾(1906~1955)。その自由で大きな精神は、今なお人々の心をとらえ続けています。
若き日の安吾は、小説「風博士」などで注目されますが、その後、長い放浪時代を送りました。敗戦後まもなく、エッセイ「堕落論」や小説『白痴」を発表し、混迷の時代におけるカリスマ的存在となります。以後、「桜の森の満開の下」「不連続殺人事件」「青鬼の禅ふんどしを洗う女」「肝臓先生」「夜長姫と耳男」「信長」など、数々の作品で文壇に異彩を放ち、戦後10年を〈命がけ〉で駆け抜け、48歳で急逝しました。その生涯は、数々の伝説的エピソードに満ちています。
本展では関係各位のご協力のもと、原稿や書簡、遺品などを展観、多くの貴重資料により安吾の実像に迫ります。
《会期中、「文豪とアルケミスト」とのタイアップを行います。
詳細情報については後日当館ホームページ、「文豪とアルケミスト」公式サイトなどでお知らせします。》
【会期】
2025年10月4日(土)~11月30日(日)
【会場】
神奈川近代文学館第2・3展示室
【観覧料】
一般800円
【編集委員】
荻野アンナ
【主催】
県立神奈川近代文学館、公益財団法人神奈川文学振興会
【特別協力】
坂口綱男、新潟市、「安吾 風の館」事業室
【広報協力】
KAAT 神奈川芸術劇場
記念対談
2025年10月18日(土) 「われらが兄貴、坂口安吾――堕落と新生」 出演:荻野アンナ(作家、本展編集委員)、藤沢周(作家)
記念講演会
2025年11月1日(土) 「私は誰?」 講師:坂口綱男(写真家、坂口安吾長男)
記念朗読会
2025年11月8日(土) 「風博士」「風と光と二十の私と」 出演:長塚京三(俳優)
2025年11月15日(土) 「桜の森の満開の下」ほか 出演:加藤翠(俳優)、中川えりか(二胡奏者、歌手)
文芸映画を観る会
2025年11月21日(金)、22日(土) 「カンゾー先生」(1998年 監督:今村昌平 原作:坂口安吾)