国際ワークショップ「デジタル文献学:東西の対話 ペルセウス・デジタル図書館(西洋古典)とSAT大蔵経DB(仏典)」(2018年7月5日(木)、東京大学本郷キャンパス法文1号館312教室、使用言語:英語)

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/kibans/workshops.html

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5th July 2018 | 7月5日(木)
From 14:00 to 16:30
Faculty of Law and Letters Bldg. 1, Room 312
(東京大学本郷キャンパス法文1号館312教室)
使用言語:英語

Speaker
Perseus Digital Library
Gregory Crane
(TUFTS Uinversity)
SAT Daizokyo Text DB
Kiyonori Nagasaki
(International Institute for Digital Humanities)
Commentator:
Laurent Romary
(Inria and DARIAH )

【開催趣旨
人文学におけるデジタル技術の活用方法として、テクストデータベース(テクストDB)は定番の一つである。テクストDBは、全文検索サービスのみならず、テクストそのものを読むこともできれば、分析することもできる。さらに、既存の様々なデジタル・アナログの研究リソースを結びつける際のハブとしても機能する。すでに世界各地で様々なテクストDBが公開・運用され、人文学研究の発展を支援してきている。このワークショップでは、そのようなテクストDBの老舗として、30年以上、西洋古典の全文テクストDBへの取組みを続けてきているペルセウス・デジタル図書館のリーダー、Gregory Crane氏と、同じく長年にわたり活動を続けてきている仏典のテクストDB、SAT大蔵経テキストデータベースの技術担当者、永崎研宣氏によるそれぞれの古典テクストDBの紹介を通じ、テクストDBが持てる様々な可能性について検討する。コメンテイターには、長年にわたり人文学のデジタル化とその技術標準に取り組みつつ、近年は、欧州における人文学のためのデジタルインフラ構築を主導している Laurent Romary氏をお迎えする。とりわけ、ペルセウス・デジタル図書館についてのGregory Crane教授によるご紹介は本邦初であり、西洋古典テクストの活用に関心がある方々にはぜひご参加いただきたい。また、ギリシャ語・ラテン語のテクストDBの構築運用は、日本の古典籍を含む様々なテクストDBにおいても活用可能な事柄を多く含んでおり、西洋古典研究者に限らず、広く人文学のテクスト研究に関わる方々のご参加を期待したい。

参考:吉川斉「ペルセウス・デジタル・ライブラリーのご紹介(1)」/「ペルセウス・デジタル・ライブラリーのご紹介(2)/「ペルセウス・デジタル・ライブラリーのご紹介(3)」, メールマガジン『人文情報学月報』】

主催:科研基盤S「仏教学新知識基盤の構築 ――次世代人文学の先進的モデルの提示」
共催:東京大学大学院人文社会系研究科人文情報学拠点

後援:一般財団法人人文情報学研究所