一般社団法人 芸術文化継承機構:青木淳、林田康順、中村文「仏像の知られざるなかみ~新発見! 愛知・西光寺一行一筆結縁経の不思議~」(2024年6月1日(土)14:00〜16:20、東京国立博物館 平成館大講堂)※要申し込み 

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講演会情報です。

●情報サイトはこちら
https://nikko-shinbun.jp/blog/1195/
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※詳細は上記サイトをご確認ください。

仏像の知られざるなかみ~新発見! 愛知・西光寺一行一筆結縁経の不思議~

基調講演 
愛知県・西光寺「一行一筆結縁経」と法然・栄西・快慶    青木 淳
法然上人による浄土宗開宗の意義              林田 康順  
後白河院時代の和歌と信仰                 中村 文
鼎談 

開演:14時00分(開場13時30分)~終演:16時20分
会場:東京国立博物館 平成館 大講堂
会費:2000円(資料代込み)
   小・中・高・大学生・障がい者・付き添い1名まで無料
主催:一般社団法人芸術文化継承機構
後援:日本講演新聞・三弥井書店・西光寺
手話:山口まちこ
  
今年は法然上人が浄土宗を開宗されて850年という記念すべき年にあたります。それは源平の争乱の時代でもありました。いくさばかりでなく、伝染病やありました飢饉、天災など多くの人々が親しい人々の死と向き合わざるを得ない時代でも。人々は大きな時代の変動という課題と格闘し、政治や宗教・文化に新たな価値観を模索し続けました。そうして生まれたのが、法然の『撰択本願念仏集』であり、ここに新たな宗教の扉が開かれることになりました。快慶が東大寺や高野山を舞台に作った阿弥陀仏や、後白河院の編んだ『梁塵秘抄』にも、新しい時代の息吹が溢れています。本講座では現在東京国立博物館で開催されている「法然と極楽浄土」展に合わせて、近年、愛知県名古屋市の西光寺地蔵菩薩像に納められていた「一行一筆結縁経」という不思議な写経を読み解くことを通じて、新たな中世的な世界像について話し合いたいと思います。

青木 淳氏(あおき あつし)
1965年東京生まれ 総合研究大学院大学修了・博士(学術)多摩美術大学教授 専門は日本美術史・宗教文化史 鎌倉時代の仏師快慶の研究者として知られる。最近ではNHKスペシャル「運慶と快慶 新発見!幻の傑作」に出演。著書に『福島の磨崖仏―鎮魂の旅へ』(淡交社 2017)・『四国の仏像―いにしえの祈りのかたち』(淡交社 2015)など

林田 康順氏(はやしだ こうじゅん)
1965年神奈川生まれ 大正大学教授、大正大学綜合仏教研究所所長、浄土学研究会理事長、大本山光明記主禅師研究所所長、浄土宗教学院副理事長、慶岸寺住職など。『なむブックス⑬〈私〉をみつめて―法然さまのやさしい教え―』(浄土宗出版室)、『青春新書 図説あらすじでわかる! 法然と極楽浄土』(青春出版社)、『浄土宗の常識』(朱鷺書房、共著)など、著書・論文多数

中村 文氏(なかむら あや)  
博士(文学)。専攻:中古・中世文学。平安末期~鎌倉初期のあまり著名ではない歌人の伝記を書いています。著書『後白河院時代歌人伝の研究』(笠間書院、2005年)。編著書『歌人源頼政とその周辺』(青簡舎、2019年)