慶應義塾大学アート・センター(KUAC)「パピエプリエ 02:瀧口修造と荒川修作/マドリン・ギンズ―書簡または余白と空白」(2024年12月7日(土)13時〜16時、三田キャンパス 東館6階G-lab)

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
http://www.art-c.keio.ac.jp/news-events/event-archive/papier-plie_2024/

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※詳細は上記サイトをご確認ください。


日時
2024年12月7日(土)13時-16時

場所
慶應義塾大学三田キャンパス東館6階G-lab

対象
どなたでもご参加いただけます。事前申込みは不要です。

費用
無料

登壇者/出演者
久保仁志|司会
桑田光平
塚原史
平倉圭
本間桃世、 松田剛佳(荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所)
山本浩貴(いぬのせなか座)
瀧口修造研究会メンバー

タイムテーブル
【1部】
13:00-13:20:久保仁志
13:20-13:40:本間桃世、 松田剛佳(荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所)
13:40-14:00:塚原史
14:00-14:20:桑田光平

【休憩】
14:20-14:40

【2部】
14:40-15:00:平倉圭
15:00-15:20:山本浩貴(いぬのせなか座)
15:20-15:30:八木宏昌(富山県美術館)「富山県美術館瀧口ルーム(展示室6)の紹介」
15:30-16:00:ディスカッション


詩人、展覧会のオーガナイザー、美術批評家、造形作家と多様な活動を繰り広げた瀧口修造(1903-1979年)は荒川修作(1936-2010年)/マドリン・ギンズ(1941-2014年)と多くの書簡をやりとりしていた。両者の文面には多くの取り消し、書き直し、補記などが見られる。手書きの手紙という性質上、それらは単なる訂正の場合もあるだろうが、積極的な「余白[margin]」への介入、または「空白[blank]」の構築だと見ることもできるだろう。実際両者ともに自らの作品に取り消し、書き直し、補記を取り入れている。瀧口は「余白」という概念を、荒川/ギンズは「空白」という概念を作り上げた。瀧口は主に『余白に書く』を通して、荒川/ギンズは諸作品と『死なないために』(1988年)を通して。一見似ているこの二つの概念はどのように異なっているのだろうか。本シンポジウムにおいて、手紙を通して現れてくる瀧口-荒川/ギンズの諸問題、そして「余白」と「空白」について考える。