読者はがきより(2024.5.10)★ 瀧田 浩『武者小路実篤文学の構造と同時代状況』(文学通信)

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第Ⅱ部第三章から多くの御示唆を頂きました。鶴田知也と同郷の夫人勝子からの聞き取り「若き日の知也(東京神学社神学校中退から同人誌『村の我等』に至る1920年代)は、トルストイに傾倒していた」から想像を逞しくすれば、「コシャマイン記」には、相馬御風訳の新潮社版か春秋社版『トルストイ全集』第12巻の「ハヂ・ムラート」の影響もしくは読書体験が反映されているのではないかと思いました。

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本書の詳細はこちらです。
●2024年3月刊行

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瀧田 浩『武者小路実篤文学の構造と同時代状況』(文学通信)
ISBN978-4-86766-032-4 C0095
A5判・上製・504頁
定価:本体4,000円(税別)