田渕句美子・米田有里・幾浦裕之・齊藤瑠花『阿仏の文〈乳母の文・庭の訓〉注釈』(青簡舎)

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幾浦裕之様よりいただきました。

阿仏の文.png

2023年9月30日発行
A5判・280頁
ISBN:9784909181428
定価:本体7,600円+税

【目次】
凡例
『阿仏の文』 注釈
〔一〕 序文
〔二〕 心と言動の抑制――最も重要なこと
〔三〕 人との距離の取り方――知人・侍女達に対して
〔四〕 周囲の視線――すべて雅趣あるように
〔五〕 薫物について――人柄を示すもの
〔六〕 女房としての態度――応対する、侍女を育てる
〔七〕 容姿と言動への心配り――軽薄を避けること
〔八〕 和歌を詠むこと――女の歌
〔九〕 書について――仮名と真名
〔一〇〕 絵について――物語絵など
〔一一〕 音楽について――箏の琴の才
〔一二〕 物語・和歌を読む、覚える――熟読のすすめ
〔一三〕 女房として認められるには――周囲からの評価
〔一四〕 静かな風趣を好む、誠実に話す――調和の中で
〔一五〕 愚かな親の願望――国母となる期待
〔一六〕 夢が告げた将来――実現への期待と祈り
〔一七〕 主君の寵愛をめぐって――さまざまな言動
〔一八〕 宮廷女房を辞した後――出家への途と零落への恐れ
〔一九〕 仏道への帰依――聖、尼、宗
〔二〇〕 人柄を見ること――そして娘の養育の回想へ
〔二一〕 跋文
補注 現代語訳

影印・翻刻・校異

『阿仏の文』解説
一 はじめに
二 「阿仏の文』の概略・書名・伝本
三 阿仏の生涯と「阿仏の文」
四 『阿仏の文」の宛先である阿仏の娘
五 「阿仏の文」が語る女房の生活・意識
六 「阿仏の文」が顕在化させるもの
七 教訓書・女訓書の流れと思想

「阿仏の文』の諸本――広本を中心に――
阿仏略年譜
『阿仏の文』 主要参考文献
皇室略系図
あとがき
著者紹介
國版出典一覧