早稲田大学のedX新規講座・ロバート キャンベル氏監修『Uncovering the Voices of Japanese Literature』が2023年5月23日より配信開始(全編英語)
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https://www.waseda.jp/inst/ches/news/2023/04/12/4959/
【edXの新規開講講座として、早稲田大学特命教授・早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)顧問であるロバート キャンベル先生監修の「Uncovering the Voices of Japanese Literature」を2023年5月23日~2023年7月4日まで無料開講しています。今回はWasadaX初となるオムニバス形式の講座となっており、ロバート キャンベル先生をはじめ、早稲田大学図書館長・法学学術院 教授のローリー ゲイ先生、文学学術院 准教授のリーブズ クリストファー先生、ピタルク パウ先生と高井 詩穂先生にご登壇いただいています。
【講座概要】(本編は全て英語です)
日本文学は、1,000年以上の長い歴史を持ち、多様な伝統を持っています。紫式部の『源氏物語』から村上春樹の小説に至るまで、その数々の名作は世界中で読まれ、愛されています。しかし、誰が、いつ、どのように、誰の物語を書くのか、という「書く」ことの歴史的なプロセスや、主体性に関連した日本の文芸の形式的な特徴の多くは、これまであまり着目されることはありませんでした。この長い伝統を理解し、楽しむためには、歴史社会の厳しさの中で芸術家たちがどのように自律性を育んできたかという基礎的な知識が重要です。
本講座では、日本の古代から近世の江戸時代、そして20世紀に至るまで、多くの作家や作品を探求していきます。本講座の重要な観点は、当時の女性の経験が紡ぐ歴史的な軌跡が文学や演劇のジャンルにどのように反映されたか、また詩や視覚芸術が生まれ共有されるようになった社会空間とはどのようなものか、さらに日本の思想家が歴史を通じて人間の想像力をどのように構想してきたか、という点です。本講座で繰り返される重要な概念のひとつが、人間の「声(Voices)」です。その中には女性の声も含まれますが、それに限らず、語られた、あるいは語られなかった経験とともに、その声を掘り起こすことを試みます。本講座は、日本の歴史、文化、文学、芸術、および将来的に探求しようとするその他の分野についての紹介と、さらなる研究のための基礎を提供するものです。
【講座シラバス】
Week1. Uncovering Women's Voices in Early Modern Japan(ローリー ゲイ先生)
Week2. Rewriting Myth into Early Modern Puppet Theater(高井 詩穂先生)
Week3. Journaling, Scrapbooks and the Arts of Knowledge-Sharing in Early Modern Japan(ロバート キャンベル先生)
Week4. Imagination and Morality, a Comparative Perspective(リーブズ クリストファー先生)
Week5. Imagining the Modern Author(ピタルク パウ先生)】