日本学術研究支援協会:第5回 寺院資料調査 研究報告「経蔵再生―覚城院聖教とその魅力―」(2020年12月13日(日)13:00~18:50、ZOOM)

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研究会情報です。

●情報サイトはこちら
https://jarsa.jp/jishiken202012

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※申し込みは上記サイトをご確認ください。

会期 2020年12月13日(日) 13:00~18:50
開催地 オンライン開催
会場 ZOOMによるオンライン開催
※ホスト会場は大阪大学豊中キャンパス(関係者のみ来場可能)

主催 科学研究費補助金 基盤研究(A)「地方基幹寺院に於ける文献資料調査と経蔵ネットワークの研究」(研究代表者:中山一麿/課題番号:19H00529)
備考 事前申込不要、参加無料、一般聴講歓迎


 経蔵調査とは何か。新たな文化財を見つけることでも、研究資料を漁ることでも、旧態を復旧することでもない。我々が目指すのは、混沌とした状態で死蔵されている歴史遺産を現代に蘇らせ、活用可能な状態にして次世代に引き継ぐことである。この理念の元、今回は、多くの学僧の学び舎であった讃岐七談義所の一つ覚城院の経蔵整理作業の過程から浮上した知見について報告する。
本報告会は、オンラインミーティングツールZoomを使用しての開催となります。


〈プログラム 内容〉
趣旨説明 中山一麿(大阪大学 招へい研究員)

・古文書の修復―覚城院中世聖教を中心に―
吉田裕志・谷奈智子(有限会社墨仙堂)

・空観房如実と賀茂流について―覚城院蔵『結縁灌頂丹州巌辺寺記』
伊藤聡(茨城大学 教授)

・近世地方寺院の諸相―覚城院を中心に―
須藤茂樹(四国大学 教授)

・覚城院と近世仁尾浦の宗教秩序―仁尾賀茂神社との関係を中心に―
大田壮一郎(立命館大学 教授)

・奈良文化財研究所所蔵『覚城院・萩原寺等関係中世聖教類』について―覚城院資料の調査・研究における可能性を中心に―
橘悠太(奈良文化財研究所 文化遺産部歴史研究室アソシエイトフェロー)