明治学院大学:持続可能な唐十郎演劇―生誕80周年記念シンポジウム(2020年3月15日(日)、明治学院大学 白金キャンパス2号館2401教室)
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https://www.meijigakuin.ac.jp/gengobunka/events/archive/2019/2019-12-16.html
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開催日 : 2020年3月15日(日)
時間 : 12:00~18:00
会場 : 明治学院大学 白金キャンパス 2号館2401教室
(入場無料・予約不要、どなたでもご参加いただけます。)
シンポジウム内容 :
1960年代に出発した唐十郎の演劇は、今なお現代の観客に熱い支持を受けています。唐十郎の代名詞とも言うべき紅テントは、1967年に初めて新宿花園神社に出現して以来、一貫して唐独自の劇世界を生み出してきました。紅テントは世界的にみても類例のない仮設劇場であり、この空間でこそ唐世界は躍動するのです。
21世紀になって、時代はSNSなどますますテクノロジーが促進され、生身の肉体を使う演劇は、ずいぶん重たい表現に映し出されるようになりました。しかし<この時・この場>でしか成立しないライヴ性は、今まで以上に貴重な経験を観客と共有されるでしょう。唐十郎の言語とそれを舞台上に現前化する俳優の肉体は、演劇の一回性の体験を力強く刻印するものであり、決して色褪せることはないのです。現代演劇は唐十郎によって切り開かれたといっても過言ではありません。今回のシンポジウムでは、唐十郎作品について演出家らを招き、今後も持続していく唐十郎演劇についての可能性や未来を語り合います。
講演者 :
巖谷國士(明治学院大学名誉教授・仏文学者)
久保井研(劇団唐組・演出家・俳優)
金守珍(新宿梁山泊・演出家・俳優)
山内則史(読売新聞記者・演劇ジャーナリスト)
西堂行人(明治学院大学教授・演劇評論家)
タイムスケジュール【予定】 :
12:00 開幕スピーチ・西堂行人
12:30~13:30 講演1:巖谷國士
13:30~14:00 唐組(藤井由紀、福本雄樹)によるリーディング
~休憩~
14:10~15:10 講演2:久保井研
15:20~16:20 講演3:金守珍
16:30~18:00 シンポジウム(パネリスト:山内則史)