国立国語研究所:シンポジウム 「日本語教育は,自然会話コーパスで変わる ―『BTSJ日本語自然会話コーパス』の特徴と生かし方―」(2020年3月14日(土)、東京外国語大学 府中キャンパス115教室)※要申し込み

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.ninjal.ac.jp/event/specialists/project-meeting/m-2019/2020031402/

--------------------
※申し込みは上記公式サイトをご確認ください。

開催期日
2020年3月14日 (土) 13:00~17:50
開催場所
東京外国語大学 府中キャンパス 115教室 (東京都府中市朝日町3-11-1)
参加費 : 無料

概要
国立国語研究所では,機関拠点型基幹研究プロジェクト『日本語学習者のコミュニケーションの多角的解明』の一環として,『BTSJ日本語自然会話コーパス (トランスクリプト・音声) 2018年版』を公開しており,今後も順次拡充していく予定です。
『BTSJ日本語自然会話コーパス』とは,シナリオのない,自発的な自然会話を集めたコーパスとしては,国内外最大級のものです。このコーパスは,研究に利用するだけではなく,日本語教育における会話教育・コミュニケーション教育にも活用できるものです。


【プログラム】
〈13:00~13:10 趣旨説明〉
宇佐美 まゆみ (国立国語研究所)

〈13:10~14:40 第1部 『BTSJ日本語自然会話コーパス (トランスクリプト・音声) 2018年版』の紹介〉
13:10~14:10
「『BTSJ日本語自然会話コーパス (トランスクリプト・音声) 2018年版』の特徴と日本語教育への生かし方」
宇佐美 まゆみ (国立国語研究所)
14:10~14:40
「『BTSJ自然会話コーパス』に同包されている「データの情報一覧」などの見方」
宇佐美 まゆみ (国立国語研究所),張 未未 (国立国語研究所)
14:40~14:50
休憩

〈14:50~17:00 第2部 『BTSJ自然会話コーパス』を用いた研究の観点〉
14:50~15:20
「学習者の自然会話における不自然な終助詞『ね』・『よ』・『よね』」
宇佐美 まゆみ (国立国語研究所),張 未未 (国立国語研究所)
15:20~15:50
「自然会話における感動詞『あっ』の機能」
大塚 容子 (岐阜聖徳学園大学)
15:50~16:00
休憩

16:00~16:30
「接続詞『でも』の出現位置と機能」
井伊 菜穂子 (国立国語研究所),石黒 圭 (国立国語研究所)
16:30~17:00
「副詞『やはり』の出現頻度と使用場面」
鈴木 英子 (一橋大学大学院生),石黒 圭 (国立国語研究所)
17:00~17:10
休憩

〈17:10~17:40 全体討論〉
コーディネーター : 宇佐美 まゆみ (国立国語研究所)
登壇者 : 発表者全員

〈17:40~17:50 閉会の辞〉
石黒 圭 (国立国語研究所)


本シンポジウムの第1部では,『BTSJ日本語自然会話コーパス (トランスクリプト・音声) 2018年版』に格納されているデータの全体的な紹介を行った後,その特徴を日本語教育へどう生かすかについて論じます。第2部では,『BTSJ日本語自然会話コーパス』のデータを用い,自然会話における終助詞,感動詞,接続詞,副詞の使用について,発表者それぞれの観点から研究結果を報告し,日本語教育における学習者のコミュニケーション能力向上のための指導法を提案することを目指します。


プロジェクト名,リーダー名
日本語学習者のコミュニケーションの多角的解明
石黒 圭 (国立国語研究所 日本語教育研究領域 教授)

班名,リーダー名
日本語学習者の日本語使用の解明
宇佐美 まゆみ (国立国語研究所 日本語教育研究領域 教授)

主催
国立国語研究所 機関拠点型基幹研究プロジェクト 『日本語学習者のコミュニケーションの多角的解明』
科研費基盤 (A) 「語用論的分析のための日本語1000人自然会話コーパスの構築とその多角的研究」 (研究代表者 : 宇佐美 まゆみ)

共催
言語社会心理学研究会 (SPLaD)