慶應義塾大学:第713回 三田演説会「幕末薩摩の若者たちと私-薩摩スチューデントを追って-」林望(作家・国文学者)(2024年12月4日(水)14:45~16:15、三田キャンパス 三田演説館)※要申し込み
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●公式サイトはこちら
https://www.keio.ac.jp/ja/events/2024/12/4/29-162670/
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
第713回 三田演説会
「幕末薩摩の若者たちと私-薩摩スチューデントを追って-」林 望 君(作家・国文学者)
日程 2024/12/4(水) 14:45~16:15(開場14:00)
場所 三田キャンパス 三田演説館
対象 どなたでもご参加可
申込 ウェブフォームから事前予約
※定員に達し次第、受付終了予定
備考 慶應義塾大学主催、入場無料
※座席は、当日先着順となります。
※三田演説会についての詳細や過去の講演会についてはこちらをご覧ください。
【講演概略】
かつて『薩摩スチューデント、西へ』という小説を書いた。これは慶應元年に薩摩藩が極秘裏に英国へ派遣した留学生15人と外交使節4人の事績を、史料に基づいて描いた長編歴史小説である。この作品を書くために、私は前後六年を費やして日英両国で実地調査と史料博捜に当たった。小説ながらほぼ史実どおりの作品である。この調査の日々と、薩摩の若者たちの実像について語りたい。
【講師紹介】
1949年東京生。作家・国文学者。慶應義塾大学文学部卒・同大学院博士課程満期退学(国文学)。東横学園女子短大助教授、ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。『イギリスはおいしい』(平凡社/文春文庫)で日本エッセイスト・クラブ賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(P・コーニツキと共著、ケンブリッジ大学出版)で国際交流奨励賞、『林望のイギリス観察辞典』(平凡社)で講談社エッセイ賞受賞。『謹訳源氏物語』(全十巻、祥伝社)で毎日出版文化賞特別賞受賞、後に『(改訂新修)謹訳源氏物語』(全十巻、祥伝社文庫)。学術論文、エッセイ、小説、歌曲の詩作、能評論、古典評解書を多く執筆。また、若い頃から能楽の実技を学び、能公演における解説出演や能解説等執筆多数、観世流宗家観世清和師とともに新作能『聖パウロの回心』作劇。また声楽実技を学んで声楽独唱曲・合唱曲の作詩多数。合唱組曲『夢の意味』『鎮魂の賦』(上田真樹作曲)、歌曲集『旅のソネット』(二宮玲子作曲)、独唱曲『あんこまパン』(伊藤康英作曲)、演劇的組歌曲『悲歌集』(野平一郎作曲)、歌曲集『追憶三唱』(深見麻悠子作曲)等、慶應義塾横浜初等部校歌(湯浅譲二作曲)等多数。
【主要著書】
『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(P.コーニツキと共著、ケンブリッジ大学出版, 1991)
『イギリスはおいしい』平凡社, 1991(文春文庫, 1995)
『イギリスは愉快だ』平凡社, 1991(文春文庫, 1996)
『ホルムヘッドの謎』文芸春秋,1992(文春文庫, 1995)
『帰らぬ日遠い昔』講談社, 1992(講談社文庫, 1995)
『テーブルの雲』新潮社, 1993(新潮文庫, 1996)
『書薮巡歴』新潮社, 1995(新潮文庫, 1998)(『増補書薮巡歴』ちくま文庫, 2014)
『ホーソンの樹の下で』文藝春秋, 1997(『落第のススメ』文春文庫, 2000)
『リンボウ先生のへそまがりなる生活』PHP研究所, 1996(PHP文庫, 1998)
『リンボウ先生遠めがね』小学館, 1998(文春文庫, 2001)
『リンボウ先生の閑雅なる休日』PHP研究所, 1999(集英社文庫, 2005)
『日本語へそまがり講義』PHP新書, 2000
『恋の歌恋の物語』岩波ジュニア新書, 2000
『女大学評論・新女大学』福沢諭吉著・林望監修、講談社学術文庫, 2001
『すらすら読める風姿花伝』講談社, 2003
『東京坊ちゃん』小学館, 2004(小学館文庫, 2007)
『すらすら読める土佐日記』講談社, 2005
『薩摩スチューデント、西へ』光文社, 2007(光文社時代小説文庫, 2010)
『天網恢々---お噺奉行清談控---』光文社, 2011 (光文社時代小説文庫, 2014)
『謹訳源氏物語』全十巻 祥伝社, 2013
『謹訳平家物語』全四巻 祥伝社, 2016
『源氏物語の楽しみかた』祥伝社新書, 2020
『謹訳徒然草』祥伝社, 2021
『枕草子の楽しみかた』祥伝社, 2024