吉田南総合図書館:百万遍句会 Part2「第三高等中学校と高浜虚子」(2024年10月7日(月)  17:00~18:30、吉田南総合図書館1F 旧新聞閲覧室)※要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1401979
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※詳細は上記サイトをご確認ください。

百万遍句会第一回目から、はや10年。ついに第二回目の開催です。今回のテーマは「第三高等中学校と高浜虚子」。
後に俳句雑誌「ホトトギス」を率いる高浜虚子(1874-1959)が、第三高等中学校に入学したのは1892年9月のことでした。
学制の変更により、第三高等学校が発足(1894)して間もなく仙台に移った虚子にとって、京都での生活は実質2年半。
しかし、京都のことを「第二の故郷」と呼ぶほど、京都とのつながりは公私にわたって続きました。 プログラム前半では、第三高等中学校の校友会雑誌『壬辰会雑誌』(吉田南総合図書館所蔵)を手がかりに、虚子と京都の関係を見ていきましょう。
これまであまり知られていない10代後半の虚子の姿が見えてくるかも。
プログラム後半は句会です。事前投句をして句会に参加するのもよし、選句から句会に参加するのもよし、です。 留学生の皆さんも参加大歓迎!ぜひ一緒に俳句を楽しみましょう。

開催日時
2024年10月7日(月) 17時~18時30分
場所
吉田南総合図書館1F 旧新聞閲覧室(ライブラリーコモンズ)

講師
佐藤文香(俳人・詩人)
コーディネーター・講師
佐々木幸喜(京都大学国際高等教育院 特定准教授)

プログラム
16:50- 受付開始
17:00-17:05 講師紹介
17:05-17:20 『壬辰会雑誌』と高浜虚子(佐々木幸喜)
17:20-18:20 句会(佐藤文香)
18:20-18:30 質疑応答

講師プロフィール
佐藤文香(さとうあやか/俳人・詩人)
1985年生まれ。兵庫県神戸市、愛媛県松山市で育つ。句集に『海藻標本』(第10回宗左近俳句大賞)、『君に目があり見開かれ』、『菊は雪』、『こゑは消えるのに』。
2014年ごろから詩も書き始め、『渡す手』にて第29回中原中也賞。
編著に『俳句を遊べ!』、『天の川銀河発電所 Born after 1968 現代俳句ガイドブック』。共編著に『大人になるまでに読みたい 15歳の短歌・俳句・川柳』、『おやすみ短歌』。 漫画の監修や作詞、句集のプロデュース、イベント等の企画も手がける。

佐々木幸喜(ささきゆうき/京都大学国際高等教育院 特定准教授)
1986年生まれ。愛媛県松山市で育つ。博士(人間・環境学)。専門は日本近現代文学。京都大学特定助教、岡山大学講師を経て、2018年10月から現職。
『安部公房✕科学』を2025年春に刊行予定。

先生たちからひとこと

俳句結社「ホトトギス」を主宰して俳壇のボスとなった高浜虚子も、若いころはワイワイ俳句を楽しんでいたようです。虚子の青春時代を想像しながら、みなさんと句会ができるのを楽しみにしています。(佐藤)
俳人としてはもちろん、詩人としてもご活躍中の佐藤さんとお送りする10年ぶりの「百万遍句会」、どうぞお楽しみに!(佐々木)