斎宮歴史博物館:開館35周年記念特別展 「中世の斎宮とその時代背景―転換期を生きた斎王たち―」(2024年10月5日(土)から11月24日(日)、斎宮歴史博物館 特別展示室)

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0014100298.htm
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※詳細は上記サイトをご確認ください。

 斎宮歴史博物館では、10月5日(土)から開館35周年記念特別展「中世の斎宮とその時代背景―転換期を生きた斎王たち―」を開催します。従来あまり注目されてこなかった中世の斎宮にスポットをあて、激動の時代を生きた斎王たちの姿や斎王制度の移り変わりをご紹介します。期間中には、記念講演会や学芸員による展示解説会、体験講座なども実施します。ぜひご家族やご友人とお越しください。

1 開催期間
令和6年10月5日(土)から11月24日(日)まで
休館日:10月7日(月)、15日(火)、21日(月)、28日(月)、
    11月5日(火)、11日(月)、18日(月)
※会期中、一部資料の展示替えを行います。

2 場所
斎宮歴史博物館 特別展示室(三重県多気郡明和町竹川503)

3 開館時間
9時30分から17時まで(ただし入館は16時30分まで)

4 観覧料
一般:500円(400円)、大学生:400円(320円)、高校生以下:無料 ※( )は団体料金
※常設展も併せて観覧の場合は、所定の観覧料が必要です。
【常設展示観覧とのセット料金】
一般:790円(670円)、大学生:590円(500円)、高校生以下:無料 ※( )は団体料金

5 展示内容
 天皇が新しく即位するたびに未婚の皇女の中から斎王を選び伊勢斎宮へと派遣した斎王制度は、飛鳥時代から南北朝時代にかけて、およそ660年にわたり存続しました。斎王制度といえば、最盛期であった平安時代をはじめ、近年になって解明の進む成立・整備期にあたる飛鳥・奈良時代の斎宮に関心が集まる一方、平安時代末期以降の衰退・廃絶期に相当する中世の斎宮が取り上げられる機会は多くありませんでした。
 そこで、この展覧会では、長期にわたる斎宮の歴史の中でも従来あまり注目されてこなかった中世の斎宮にスポットをあて、古代から中世への激動の時代における斎王制度の様相を斎王たちの動向とともに紹介します。

展示資料点数 55件
【主な展示資料】◎は国宝、○は重要文化財
◎媞子内親王歌合(類聚歌合〈二十巻本歌合〉 巻八)(ていしないしんのううたあわせ)
   平安時代末期 陽明文庫蔵
後白河法皇院庁下文 宝菩提院文書
(ごしらかわほうおういんのちょうくだしぶみ ほうぼだいいんもんじょ)
   平安時代(治承3(1179)年8月18日) 前田育徳会蔵
中殿御会図(ちゅうでんごかいず) 江戸時代 斎宮歴史博物館蔵
春日権現霊験記 巻十五(模本)(かすがごんげんれいげんき)
   明治33(1900)年 京都市立芸術大学芸術資料館蔵
天子御影(てんしみえい) 桃山時代 陽明文庫蔵
御裳濯和歌集(みもすそわかしゅう) 江戸時代 神宮文庫蔵
斎宮跡出土資料 平安時代後期~鎌倉時代 斎宮歴史博物館蔵
○久我家文書 池大納言家領相傳文書案
(こがけもんじょ いけだいなごんけりょうそうでんもんじょあん) 鎌倉時代 國學院大學図書館蔵
女房三十六歌仙図屏風(にょうぼうさんじゅうろっかんせんずびょうぶ) 江戸時代 斎宮歴史博物館蔵
時代不同歌合絵巻断簡(斎宮女御・式子内親王)
(じだいふどううたあわせえまきだんかん さいくうのにょうご・しきしないしんのう)
   室町時代 斎宮歴史博物館蔵
時代不同歌合絵巻断簡(赤染衛門・殷富門院大輔)
(じだいふどううたあわせえまきだんかん あかぞめえもん・いんぷもんいんのたいふ)
   鎌倉時代 細見美術館蔵
○明月記 嘉禄元年夏 藤原定家筆(めいげつき かろくがんねんなつ) 鎌倉時代 日本大学図書館蔵
通海参詣記(つうかいさんけいき) 江戸時代 神宮文庫蔵