人文学の正午研究会:第8回定例大会 シンポジウム 苦悩する歴史家/歴史(2024年8月18日(日)14:00〜17:30、奈良カレッジ交流テラス(奈良女子大学東側敷地内))※要申し込み
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現代の私たちは、スマートフォンやパソコンの、長方形の画面上にうつる情報を、リアルなものとしてとらえ、人生の大半を費やします。このように、もはや空間の現実が、画面のように平板で、不可触なものとなったとき、時間もまた、いびつな変化が生じているといえるでしょう。そのとき私たちは、たんなる刹那の砂粒の海が、無意味に流れていくなかで、数えるほどの無機質な容器によって、人生を、社会を、文化を、象ることしかできないのでしょうか。生きること、死ぬことは、忘れ去られているのでしょうか。私たちが未知なる未来へと歩むための灯として、もしくは格闘する対象としての過去や歴史は、もはや存在するのでしょうか。本シンポジウムでは、今一度、歴史を、生を、根底から、問いなおすことを試みます。
【報告1】
汲田美砂「歴史と文学の狭間」
【報告2】
藤根郁巳「歴史はただよい、まどろむ----苦悩する歴史家のために」
【報告3】
田中希生「志賀直哉と自己原因」
◎日程:8月18日(日)14:00〜17:30
(開場13:30)
◎場所:奈良カレッジ交流テラス(奈良女子大学東側敷地内)