城西大学水田美術館:コレクション企画展示「明治の写楽」豊原国周の役者絵と浮世絵にみる桜(2024年3月4日(月)~4月19日(金))
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●公式サイトはこちら
https://www.josai.ac.jp/museum/exhibitions/3823/
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
会期: 2024年3月4日(月)~4月19日(金)
観覧料: 無料
会場: 城西大学水田美術館 ギャラリー1
主催: 城西大学水田美術館
この度のコレクション企画展示では、幕末明治期に活躍した浮世絵師 豊原国周(とよはらくにちか)の役者絵版画15点をご紹介します。
豊原国周(1835~1900)は、月岡芳年(つきおかよしとし)、小林清親(こばやしきよちか)と共に明治浮世絵の三傑と称せられた浮世絵師です。
嘉永元年(1848)、14歳で三代歌川豊国(うたがわとよくに)に入門、明治維新を迎え様変わりする社会情勢に他の絵師達が翻弄されていく中、国周一人は師匠ゆずりの役者絵様式を頑なまでに固辞し、さらに独自の様式へと昇華させ名声を獲得しました。美人画も得意としていましたが、特に役者大首絵において、役者の持ち味を顔の表情だけで描いたことで人気を得て、「役者絵の国周」としてその地位を不動のものとし、江戸後期に役者絵で一世を風靡した東洲斎写楽にちなみ、後世「明治の写楽」とまで激賞されました。門弟には、明治の美人画家で名を馳せた楊洲周延(ようしゅうちかのぶ)や国周晩年の女房でもあった豊原周義(ちかよし)(生没年不詳)等がいます。
水田美術館には、水田コレクション*1とJUコレクション*2合わせて計35点の国周作品が所蔵されており、本展示では、JUコレクションより15点をご紹介します。また、展示室中央のケースでは、ミニコーナーとして今の季節に合わせて桜が描かれた浮世絵もご覧頂きます。
当館コレクションの浮世絵をお楽しみいただけましたら幸いです。