未来の図書館研究所編『図書館員の未来カリキュラム 』(青弓社)
Tweet未来の図書館研究所さまよりいただきました。
詳細はこちら。
https://www.seikyusha.co.jp/bd/isbn/9784787200846/
四六判・320ページ・並製
定価:2800円(+税)
ISBN:978-4-7872-0084-6 C0000
目次
まえがき 永田治樹
序 章 図書館員に今後求められる知識とスキル 永田治樹
1 図書館で働く
2 図書館職員の位置づけ――日米の現状
3 図書館員に求められるコンピテンス
第1部 図書館のDX
第1章 ウェブ技術の深化とサービスの可能性 川嶋 斉/牧野雄二
1 ウェブ技術の深化と図書館ウェブサービス 牧野雄二
2 図書館ウェブサービス拡充の三種の事例 牧野雄二
3 千葉県野田市立図書館の事例 川嶋 斉
4 ウェブの仕組みの理解 川嶋 斉
第2章 デジタルメディア・アーカイブ 牧野雄二
1 デジタル資料にはどのようなものがあるか――コンテンツ、メディア、ファイルフォーマット
2 デジタルアーカイブ活動の意義――デジタルアーカイブからデジタルプリザベーションへ
3 「デジタルアーカイブのための長期保存ガイドライン」で示された観点と全国の取り組み実態
4 筆者が注目するデジタルプリザベーションの事例
第3章 先駆的技術の図書館サービスへの組み込み 中野良一/牧野雄二
1 人工知能研究の歴史 中野良一
2 人工知能、機械学習、深層学習の関係 中野良一
3 機械学習について 中野良一
4 ディープラーニングとは 中野良一
5 ChatGPTの可能性 中野良一
6 図書館でのAIなどの先駆的技術活用の事例 牧野雄二
第4章 図書館員の視座と文献到達可能性 宇陀則彦
1 文献世界の発達
2 図書館員の視座と図書館システム
3 未来の図書館システム
第2部 新たな図書館・情報サービスの展開
第5章 図書館×メーカースペース――これまでとこれからに向けて 渡辺ゆうか
1 進化する図書館
2 二十一世紀型スキルと図書館
3 学びのエコシステムをつくるために
4 ファブラボ鎌倉の実践事例から考えてみよう
5 「第三の学び場」としての図書館
第6章 デジタルネットワーク時代の著作権法――未来の図書館員の意識改革のために 村井麻衣子
1 背景――著作権法の課題
2 図書館と著作権法第三十一条
3 著作権法とどのように向き合うか
4 公衆送信サービスの将来像
第7章 情報リテラシー支援の取り組み――事例を中心に 磯部ゆき江
1 図書館とポスト真実
2 コロナ禍の情報リテラシー
3 公共図書館の情報リテラシー
第3部 地域への貢献
第8章 まちづくりと図書館 大串夏身
1 戦後のまちづくりの始まり
2 住民と地方自治体のまちづくりへの取り組み
3 図書館がまちづくりに取り組むにあたっての考え方
4 図書館がまちづくりに取り組むための準備
5 まちづくりに貢献するサービス・事業を創造する
6 図書館がまちづくりに取り組む効果、地域へのインパクト
付:まちづくりへの取り組みに向けた研修(演習)の試み
第9章 学校との連携・協働 中山美由紀
1 平成からの教育の変遷――知識詰め込み型から子ども主体へ
2 公共図書館と学校図書館の連携――「してあげる」から「子ども主体」へ
3 GIGAスクール構想の対応――一人一台タブレットの時代を迎えて
第10章 町と人に寄り添う図書館 手塚美希
1 紫波町図書館ができるまで
2 紫波町図書館の立地と特徴
3 町の農業を応援する
4 鳥獣被害という課題
5 町の記憶を記録する「聞き書きスト養成講座」
6 町の「情報」や「人」のデータバンクになる
7 十年経過して気づいたこと――すべてはコミュニケーションから
8 「未来準備」ワークショップでおこなったこと
補 章 学び直しの機会と新たな試み 木村 瞳
1 図書館員の学び直しの機会
2 私たちの新たな試み――ワークショップ「図書館員の未来準備」
3 まとめと今後の展望
あとがき 戸田あきら
付録 「ALAコア・コンピテンス2022」