国立国会図書館第34回保存フォーラム(2023年12月13日(水)~2024年1月16日(火)、オンライン録画配信)※要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.ndl.go.jp/jp/event/events/preservationforum34.html

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※詳細は上記サイトをご確認ください。

フィルム及び写真は物理的・化学的影響を紙資料より受けやすく、図書館の職員等にとっては管理が難しい資料のひとつです。また、セルロースエステルをベース材料とするフィルム(TACベースフィルム)には、酢酸臭を発して劣化する問題があり、TACベースフィルムでできたマイクロフィルムやネガフィルム、映画フィルムを所蔵する機関はその対策に苦慮しています。

第34回保存フォーラムは、「フィルムと写真―劣化のしくみと保存対策―」をテーマとして開催します。本フォーラムでは、フィルムを中心にその劣化機構と保存対策について最近の動向を紹介するとともに、事例報告として、フィルムに加えて、プリントやガラス乾板等の写真保存に対する具体的な取組を紹介し、フィルム及び写真を適切に保存・管理していく方法を検討します。


日時 2023年 12月13日(水) ~1月16日(火)
※上記期間中、いつでも配信動画を視聴していただけます。
会場 オンライン録画配信(参加登録者限定)
募集人数 なし
※図書館員等の資料保存に関心のある方。
参加費 無料

〈プログラム〉

【テーマ】
フィルムと写真―劣化のしくみと保存対策―

【報告】

〇報告1
「東京都写真美術館における写真の保存」(約40分)
山口孝子氏(東京都写真美術館保存科学専門員)
〇報告2
「東京大学経済学図書館におけるマイクロフィルムの保存対策と保存環境について」(約40分)
小島浩之氏(東京大学大学院経済学研究科講師)
〇報告3
「写真の支持体とTACベースフィルムの劣化について」(約40分)
梅本眞氏(フジフイルムスクエア・コンシェルジュ)
〇報告4
「国立国会図書館におけるマイクロフィルム劣化対策の現況」(約40分)
吉井伶奈(国立国会図書館収集書誌部資料保存課主査兼保存企画係長)
※動画は報告別にファイルを分けて配信します。
※報告時間は変更となる場合があります。