早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー):【柳井イニシアティブ】Open Talk「方法論の共有地としてのデジタル・ヒューマニティーズ」(2023年9月26日(火)14:00〜15:00)

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

講演会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.waseda.jp/culture/wihl/other/5021

--------------------

※詳細は上記サイトをご確認ください。


デジタル・ヒューマニティーズという言葉が国際的に広まるようになって20年程経過しています。人文学にデジタル技術を応用することでよりよい人文学を目指そうとするこの取組みは、大規模な国際会議を世界各地で毎年開催しており、昨年にはついに日本でも開催されました。

デジタル・ヒューマニティーズは、人文学において方法論が異なる様々な分野が一堂に会して議論と協働・共創を行う場です。比較的伝統的な分野である文学・哲学・歴史学だけを見ても、その方法論の違いは一目瞭然であり、議論を成立させることは容易ではありません。デジタル・ヒューマニティーズのコミュニティでは「方法論の共有地(Methodological Commons)」という理念を導入し、方法論が異なる場合でもデジタル技術を媒体とする場合に生じる共通性に着目することで、協働の場を創り出してきています。それは、論文や学会発表だけでなく、SNSやブログ等、様々な媒体を通じて形成される緩やかな学知の空間でもあります。
そして、共通の議論の場を形成することで対話が可能となる各分野の方法論の違いは、相互に新たな気づきをもたらし、やがては人文学の方法論そのものの刷新につながることも期待されています。

本イベントでは、このようなデジタル・ヒューマニティーズの有り様について参加者の方々と共有し、このような動向を踏まえつつ、広く人文学の行く末について共に考えてみたいと思います。

開催日時:9月26日(火)14:00-15:00
開催場所:早稲田大学国際文学館(通称:村上春樹ライブラリー)2階ラボ
言語:日本語
参加:どなたでも無料でご参加できます。
主催:柳井イニシアティブ グローバル・ジャパン・ヒューマニティーズ・プロジェクト
協力:国際文学館