横道誠×小川公代「マコトクアドラプルの2DAYS〜当事者・ケア・世界文学編〜」『発達障害の子の勉強・学校・心のケア――当事者の私がいま伝えたいこと』(大和書房)『村上春樹研究──サンプリング、翻訳、アダプテーション、批評、研究の世界文学』(文学通信)『世界文学をケアで読み解く』(朝日新聞出版)刊行記念(2023年10月22日(日)19:00〜、本屋B&B+オンライン)
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※本イベントは、10/21(土)に開催予定のイベントと合わせて、横道誠さんの新刊4冊の刊行記念とし、4回やるという意味の「クアドラプル」と銘打っています。
2023年9月末、横道誠さんの『村上春樹研究──サンプリング、翻訳、アダプテーション、批評、研究の世界文学』(文学通信)が刊行されます。横道さんは、著作『みんな水の中』でも村上春樹への共鳴を書かれていましたが、満を持しての横道さんの村上春樹研究を読むことができるということで、関係者や愛読者のなかで話題となっています。
そして、マコトクアドラプル2DAYSの二日目のイベントということで、もう一冊は同年10月に刊行予定の『発達障害の子の勉強・学校・心のケア――当事者の私がいま伝えたいこと』(大和書房)。当事者研究を重ねてきた横道さんに、発達障害の子どもにとって大切だと考えていらっしゃることをうかがいます。
対談ゲストには英米文学者であり、世界文学をケアの倫理の視点で捉える小川公代さんをお招きします。同年8月に『世界文学をケアで読み解く』を刊行されたばかりの小川公代さん。第4章では、『村上春樹研究──サンプリング、翻訳、アダプテーション、批評、研究の世界文学』でも述べられている大江健三郎について論考されています。異なりながらも近いフィールドで研究を重ねてきた横道さんと小川さんの対談では、世界文学とケアが交差するような二時間になる予定です。
どうぞお楽しみに!
【出演者プロフィール】
横道誠(よこみち・まこと)
京都府立大学文学部准教授。1979年生まれ。大阪市出身。文学博士(京都大学)。専門は文学・当事者研究。単著に『みんな水の中─「発達障害」自助グループの文学研究者はどんな世界に棲んでいるか』(医学書院)、『唯が行く!─当事者研究とオープンダイアローグ奮闘記』(金剛出版)、『イスタンブールで青に溺れる─発達障害者の世界周遊記』(文藝春秋)、『発達界隈通信─ぼくたちは障害と脳の多様性を生きてます』(教育評論社)、『ある大学教員の日常と非日常─障害者モード、コロナ禍、ウクライナ侵攻』(晶文社)、『ひとつにならない─発達障害者がセックスについて語ること』(イースト・プレス)、『グリム兄弟とその学問的後継者たち―神話に魂を奪われて』(ミネルヴァ書房)、『解離と嗜癖──孤独な文学研究者の日本紀行』(教育評論社)が、編著に『みんなの宗教2世問題』(晶文社)、『信仰から解放されない子どもたち─#宗教2世に信教の自由を』(明石書店) がある。
小川公代(おがわ・きみよ)
上智大学外国語学部教授。ケンブリッジ大学政治社会学部卒業。グラスゴー大学博士課程修了(Ph.D.)。専門は、ロマン主義文学、および医学史。著書に、『ケアの倫理とエンパワメント』『ケアする惑星』(ともに講談社)、『文学とアダプテーション――ヨーロッパの文化的変容』『文学とアダプテーション2――ヨーロッパの古典を読む』(ともに共編著、春風社)、『ジェイン・オースティン研究の今』(共著、彩流社)、訳書に『エアスイミング』(シャーロット・ジョーンズ著、幻戯書房)、『肥満男子の身体表象』(共訳、サンダー・L・ギルマン著、法政大学出版局)などがある。8月に『世界文学をケアで読み解く』(朝日新聞出版)を刊行。