横道誠×頭木弘樹「マコトクアドラプルの2DAYS〜旅・民話・地域編〜」『グリム兄弟とその学問的後継者たち―神話に魂を奪われて』(ミネルヴァ書房) 『解離と嗜癖──孤独な文学研究者の日本紀行』(教育評論社)刊行記念(2023年10月21日(土)19:00〜、本屋B&B+オンライン)

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詳細はこちら。
https://bb231021a.peatix.com/

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※本イベントは、10/22(日)に開催予定のイベントと合わせて、横道誠さんの新刊4冊の刊行記念とし、4回やるという意味の「クアドラプル」と銘打っています。

2023年7月、横道誠さんの『グリム兄弟とその学問的後継者たち―神話に魂を奪われて』(ミネルヴァ書房)が刊行されました。
本書は京都府立大文学部准教授であり、ドイツ文学者の横道誠さんによるグリム兄弟論です。近年、自閉スペクトラム症、宗教2世の当事者として当事者研究をテーマとした本を中心に執筆されてきた横道さんの待望のドイツ文学研究の書です。

そして、同年9月に刊行されたのが『解離と嗜癖──孤独な文学研究者の日本紀行』(教育評論社)です。横道さんの過去の著作『イスタンブールで青に溺れる 発達障害者の世界周航記』『ある大学教員の日常と非日常――障害者モード、コロナ禍、ウクライナ侵攻』は当事者紀行として書かれました。本書も、当事者紀行三部作の完結編として、国内旅行に焦点を当てて書かれています。

これだけの著書の刊行点数に驚きですが、今回本屋B&Bではそんな横道誠さんの新刊発売を記念して、マコト2DAYSイベントを開催します。

一日目の対談ゲストは、文学紹介者の頭木弘樹さん。昔話が大好きで再話を雑誌に発表している頭木さんは、横道さんの新刊をどのように受け取ったのでしょうか。

頭木さんには、ZOOMのウェビナー機能を使用し、オンラインでご登壇いただきます。会場の横道さんとのテレビ電話のような雰囲気も一緒にご体感いただければとおもいます。

どうぞお楽しみに!

【出演者プロフィール】
横道誠(よこみち・まこと)
京都府立大学文学部准教授。1979年生まれ。大阪市出身。文学博士(京都大学)。専門は文学・当事者研究。単著に『みんな水の中─「発達障害」自助グループの文学研究者はどんな世界に棲んでいるか』(医学書院)、『唯が行く!─当事者研究とオープンダイアローグ奮闘記』(金剛出版)、『イスタンブールで青に溺れる─発達障害者の世界周遊記』(文藝春秋)、『発達界隈通信─ぼくたちは障害と脳の多様性を生きてます』(教育評論社)、『ある大学教員の日常と非日常─障害者モード、コロナ禍、ウクライナ侵攻』(晶文社)、『ひとつにならない─発達障害者がセックスについて語ること』(イースト・プレス)、『グリム兄弟とその学問的後継者たち―神話に魂を奪われて』(ミネルヴァ書房)、『解離と嗜癖──孤独な文学研究者の日本紀行』(教育評論社)が、編著に『みんなの宗教2世問題』(晶文社)、『信仰から解放されない子どもたち─#宗教2世に信教の自由を』(明石書店) がある。

頭木弘樹(かしらぎ・ひろき)
文学紹介者。筑波大学卒。大学3年の20歳のときに難病(潰瘍性 大腸炎)になり、13年間の闘病生活を送る。そのときにカフカの 言葉が救いとなった経験から『絶望名人カフカの人生論』( 新潮文庫)を編訳。他の編訳書に『絶望名人カフカ× 希望名人ゲーテ』(草思社文庫)、『ミステリー・カット版 カラマーゾフの兄弟』(春秋社)。著書に『絶望読書』(河出文庫 )、『カフカはなぜ自殺しなかったのか?』(春秋社)、『 落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』(ちくま文庫)、『食 べることと出すこと』(医学書院)、『自分疲れ』(創元社)。編 者を務めたアンソロジーに『絶望図書館』『トラウマ文学館』『うんこ文学』(いずれもちくま文庫)、『絶望書店』(河出書房新社 )、『ひきこもり図書館』(毎日新聞出版)がある。NHK「 ラジオ深夜便」の『絶望名言』のコーナーに出演中。ブログ:https://ameblo.jp/kafka-kashiragi/