東京大学附属図書館:第4回台湾漢学講座「《金雲翹傳》對世界的影響(『金雲翹伝』の世界への影響)」(2022年12月22日(木)15:00~17:30、図書館大会議室+オンライン)※要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/contents/event/20221222

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※申し込み等は上記サイトをご確認ください。


第4回 台湾漢学講座
「《金雲翹傳》對世界的影響 (『金雲翹伝』の世界への影響)」

   講師:陳益源(國立成功大學特聘教授/臺灣中文學會理事長)

【開催日時、会場】
12月22日(木) 15:00~17:30
東京大学総合図書館大会議室(ハイブリッド開催)

会場定員20名(先着順。上限に達し次第締め切り。以降はオンライン聴講をご案内します)
オンラインのみの聴講希望者も同時に募集いたします。

【講座内容紹介】
 オーストラリア国立大学の柳存仁(Cunren Liu)教授は、かつて陳益源『王翠翹故事研究』(簡体字版)に序文を寄せ、その末尾にこのように記した。「この陳益源先生のこの研究書を読み終えると私たちは尋ねたくなる。結局のところ、『紅楼夢』の文学に対する貢献と、『金雲翹傳』の世界に対する影響と、どちらのほうが大きかったのか、と」。今回の「台湾漢学講座」は、まさにこの問いについて陳益源教授が講演を行う。明末清初の青心才人の小説『金雲翹傳』の各地への影響にはじまり、ベトナムの阮攸(1766-1820)が改編した敘事喃詩『金雲翹傳』を分析の核心にすえ、中国の『金雲翹傳』のベトナム化、ベトナムの『金雲翹傳』の地方化、国際化現象について考察する。このように、より広い角度から『金雲翹傳』の日本や台湾なども含む世界への影響を見据え、あわせて『紅楼夢』の文学への貢献とも比較検討を行う。