インターン日誌、最終回(大学院生M)

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大学院生Mさんのインターンシップ日誌2回目。最終日です。
前回の日誌は「はじめまして。」(大学院生M)。

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こんにちは!文学通信で就業体験をしている、大学院生Mです。

本日は、体験最終日でした。

はじめに、献本の送付作業をしました。作業をきっかけに献本が出版社から送られていることを知りました。著者本人が送るか、出版社が送るか、どちらの場合もあるそうです。
本を一つひとつ、丁寧に封筒へ入れていきました。

次は、校正の作業です。指摘した修正箇所が、直されているか、確認をしました。指摘は、すべて手書きで書かれており、ところどころに手書き文字ならではの略字が見られました。文字から、書き手の息づかいが感じとれて、面白かったです。作業は、序盤ではスイスイ進んでいくため、楽しかったです。ですが、進めていくうちに、情報の細かさに息が詰まりそうになりました。年数を明確にしたり、専門用語を説明したりと、細かなところにも注意が必要でした。世に情報を伝える重みを校正作業から感じとりました。

休憩では、いちごのショートケーキをいただきました。なんと、社員さんが買ってきてくださったのです!文学通信のオフィス玄関に面する道から、一本隣の道に出ると、ケーキ屋さんがあるそうです。いちごの甘酸っぱさに癒されました。

おいしいケーキを食べながら、社員さんとお話をしました。話題は、文学通信から今年の 5月下旬に出版された書籍『思い出のとしまえん』です。

「この表紙どう?」(社員さん)
「いいですね!!」(私)
「だよねえ。」(社員さん)
社員さんによれば、表紙がこの本の一押しポイントだそうです。「ザ・青春」と呼ぶに相応しい、爽やかな空と海の風景が表紙いっぱいに広がっていました。タイトルにある手書き文字の「♡思い出の♡」が、一層「青春感」を出していました。表紙を作成した社員さんは、この表紙がお気に入りすぎて、1日5回眺めて、褒めているそうです。

社員さんに、相談にも乗っていただきました。私は来年、進学するという気持ちを固めながらも、迷いを持っていました。そのような私に、社員さんは、愛ある言葉をかけてくださいました。「戦略的に生きるとよい」、「人生設計をするとよい」、この2つの言葉が印象に残っています。相談する中で、自分を客観的に見ることができました。自分で十分な計画を立てないまま、決断をしていたかもしれない、と現在の状況を把握できました。

憧れの出版社で、一度働いてみたい!という思いから、お願いした就業体験。就業体験を通して、出版社の業務を知れただけでなく、自分の進路を見つめ直すこともできました。学ぶ機会を与えてくださった文学通信に感謝です。2日間ありがとうございました!