東京大学ヒューマニティーズセンター:第69回オープンセミナー「黄泉の国との契約書―東アジアの買地券―」(2022年6月3日(金)17:30〜19:30、Zoom)※要申し込み
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●公式サイトはこちら
https://hmc.u-tokyo.ac.jp/ja/open-seminar/2022/69-east-asian-baichiken/
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
日時:2022年6月3日(金)17:30 - 19:30
場所:Zoomオンライン開催
報告者:
王 海燕(東京大学史料編纂所 外国人研究員/浙江大学歴史学院 教授)
「中国の買地券―呉越地域の事例を中心に―」
稲田 奈津子(東京大学史料編纂所 准教授)
「朝鮮と日本の買地券」
主催:東京大学ヒューマニティーズセンター・東京大学史料編纂所(予定)
共催:科学研究費基盤研究(C)「東アジア墓葬文化の伝播と展開―金石文資料の形態的分析を中心に―」 (研究代表者:稲田奈津子)
概要
買地券とは、文字どおり、土地の売買契約書を記した金石文資料のことです。ただし、売買されるのは墓をつくるための土地であり、多くの場合、売主は冥界の神々、買主は死者やその身内で、遺体とともに墓中に埋納される、といった点が特徴になります。古代中国に源を発し、中国では近代にいたるまで長期にわたって作成され、現在も数多くの遺物が知られています。朝鮮半島や日本でも、わずかながら事例が確認されており、中国墓葬文化の広がりを見てとることができます。本セミナーでは、最新の調査成果をふまえつつ、中国・朝鮮・日本の買地券の事例について紹介していきます。