文化財保存修復学会:公開シンポジウム「これからの文化財防災を考えるー熊本地震と令和2年7月豪雨の経験から(2022年6月17日(金)13:00〜、熊本県立美術館+オンライン)※要申し込み

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://jsccp.or.jp/data/index/20220617_public_symposium.pdf
--------------------
※詳細は上記サイトをご確認ください。

文化財保存修復学会
公開シンポジウム
これからの文化財防災を考えるー熊本地震と令和2年7月豪雨の経験から

1995年の阪神・淡路大震災以降、わが国ではさまざまな文化財レスキューがおこなわれ、文化財防災の在り方について活発な議論がおこなわれてきた。こうした動向は、熊本県においてもみられ、特に平成 28(2016)年の 熊本地震、あるいは令和 2(2020)年 7 月の豪雨災害は、文化財防災の在り方の議論を加速させている。
そこで、本シンポジウムでは、熊本地震と令和 2 年 7 月豪雨における熊本史料ネットの経験、あるいは令和 2 年 に国立文化財機構に設置された文化財防災センターの活動を通して、これからの文化財防災の在り方を考える。こ こでは、文化財レスキュー活動の射程の在り様、地域との信頼関係の築くための平常時の活動の重要性、あるいは 地域に所在する文化財の悉皆調査の在り方を中心に議論を深めていきたい。


2022年6月17日(金)13:00〜
熊本県立美術館 会場参加(40名)+オンラインによる配信


〈プログラム〉

総合司会: 萬納恵介(熊本県立美術館)
13:00 開会挨拶 三浦定俊(文化財保存修復学会理事長)
13:05 趣旨説明 日髙真吾(国立民族学博物館)
13:10 基調講演(60 分)
「熊本地震後の文化財保護 ―その経験と学び―」 稲葉継陽(熊本大学)
14:10 休憩
14:20 事例報告(各 25 分)
「文化財レスキューと社会還元 ―熊本被災史料レスキューネットワークの取り組みから―」 今村直樹(熊本大学)
「令和 2 年 7 月熊本県豪雨における文化財レスキュー」有木芳隆(熊本県立美術館)
「文化財防災センターの役割と今後の展望」 小谷竜介(国立文化財機構文化財防災センター)
15:35 コメント 高妻洋成(国立文化財機構文化財防災センター長)
15:40 休憩
15:50 パネルディスカッション(60 分)
コーディネーター: 加藤和歳(九州歴史資料館)
パネリスト : 今村直樹、有木芳隆、小谷竜介
16:50 閉会挨拶 本田光子(文化財保存修復学会副理事長)


主催:文化財保存修復学会・熊本大学永青文庫研究センター・国立民族学博物館
共催:国立文化財機構文化財防災センター
協力:熊本県立美術館
後援:日本文化財科学会、国宝修理装潢師連盟